コンヤのナザルボンジュク、メケ湖、干上がる
2020年04月26日付 Hurriyet紙


コンヤ県カラプナル郡にある、「世界のナザルボンジュク」として知られるメケ湖が干上がった。ほとんど手のひら分ほどしか残っていない水の色すら、微生物が原因で赤くなっている。カラプナルのメフメト・ヤカ郡長は、コンヤ貯水池の地下水位が引いたと同時に、湖の美しさの源である水も引かれてしまったことを指摘し、「水深がおよそ10-12メートルあった水が一滴も残っていない状況となった。この季節に赤くなるのは微生物によるものだ」と述べた。

メケ湖は、500万年前の火山噴火でできたクレーターに、時の経過とともに水がたまり、9千年前に湖の真ん中で二度目の噴火が起き、そこにまた水がたまったことで現在の姿に至る。地下水源によって満たされ、水は塩気を含むメケ湖の中心には、高さ50メートルほどの火山円錐丘がある。かつては12メートルもの深さがあったメケ湖も、何年も続く乾燥と無作為な農業灌漑による地下水位の低下によって干上がってしまった。現在メケ湖の水はほんの手のひらほど分しか残っていない。

■湖は赤く染まった

カラプナルのメフメト・ヤカ郡長は、湖が干上がったもっとも重要な原因はコンヤ貯水池の地下水をくみ上げたことだと述べ、次のように話した。
「最近トルコでは、そしてコンヤ貯水池では、地下水のくみ上げと同時にメケ湖の美しさを作り上げていた水までくみ上げている状況だ。およそ10~12メートルもの深さがあった水はもう全く残っていない。この季節に水が赤く染まるのは微生物の働きによるものだ。この季節に水を汲みだしたことにより、微生物による赤い変色が見られた。これは私たちの湖に別種の美しさをもたらした。」

■問題が解決したとき湖はかつての美しさを取り戻す

ヤカ氏は、メケ湖を再び水で満たすため、地下水位の再調査と、これに関する行動計画の策定を議論しており、貯水池の水問題が解決すれば、湖のかつての美しさを取り戻せるだろうと述べている。

「メケ湖を新たに水で満たすこと、地下水位の再調査、そして地下水灌漑の再検討を行うことを議題としている。メケ湖の水が干上がったのはメケ湖だけの問題ではなく、実際にはカラプナルもしくはコンヤ貯水池全体の問題でもある。池全体で水問題が解決すれば、メケ湖の水深が再び上がり、かつての美しさを取り戻すと私は信じている。」 

■「観光と経済に大きく貢献すると信じている」

地域の観光業を伸ばしたいと述べるヤカ氏は、次のように述べた。
「私たちはこの地域の観光業を伸ばしたい。今でも、この湖を観光に来る何百人もの国民がいる。最近、ラムサール条約に認定され保護地域となったメケ湖が、環境・都市開発省によるジオパーク事業とともに新たに観光業を発展させ、観光業と経済発展に大きく貢献すると信じている。」

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(翻訳者:佐々木萌乃 )
(記事ID:48970)