高齢者・障害者に、コロナ特別対策
2020年04月26日付 Cumhuriyet 紙


家族・労働・社会福祉省のゼフラ・ズムリュト・セルチュク大臣は、障害者・高齢者福祉総局が管轄する施設を新型コロナウイルスから守るために新たな対策が講じられていると述べた。その一部としてセルチュク大臣は(ケア施設では)個室は可能な限りシングル利用を想定し、それが難しい場合はベッド間隔を2メートル空けるとする説明を行った。

セルチュク大臣は、障害者・高齢者福祉総局管轄下の各施設における新型コロナウイルスに対する新たな対策について述べた。各施設宛ての『コロナウイルス情報ガイド2』が全県に送付されたことについて述べ、「ケア施設で暮らす高齢者の方々や職員の健康を守るため、我々の管轄する施設で実施される予防策とその手順に関するガイドの第二版を整えた。つまりこのガイドにはこれまで取られてきた予防策がまとめられている」と話した。

セルチュク大臣によればそうした施設では職員は14日間単位のシフトで働いている。同大臣は「14日間シフト制の枠組みにでは、外部からの訪問者は全員が新型コロナウイルス検査を行うよう求められている。職員らは「Covid-19リスクなし」と記載された証明書を持って施設に入り「再利用不可」を意味する「NR」マーク入りのマスクを着用する義務がある」と述べた。

またセルチュク大臣はガイドに記載された予防策を次のように列挙した。

*特に糖尿病の高齢者をはじめとして、献立調整の際にはタンパク質とビタミンCに重点を置いて準備する。施設では包装のないパンではなく個包装されたパンが提供される。外部から同施設へ食品や果物を発注することはできない。

*搬入が必要な荷物は最小限に抑えられ、安全に消毒されて施設に持ち込まれる。

*施設に滞在している高齢者・障害者は、家族らと頻繁にテレビ電話で連絡を取ることができる。

*高齢者・障害者を守るため、ソーシャルディスタンス・ルームが設けられている。新規に開設が予定されている高齢者施設ではない施設も、それぞれソーシャルディスタンスが可能な施設としてデザインされ、必要なときに活用されるよう決定された。

*原因がなんであれ入院した高齢者・障害者は退院後14日間隔離される。

■ 「可能な限り個室に滞在」

*施設内の高齢者・障害者は可能な限り個室に移動する。

*個室が無理な場合、施設内の各部屋ではベッド1台あたり2メートルの間隔をあけたうえで配置される。

*フォローアップチャートを用いて、定時的に高齢者の発熱、脈拍、呼吸の乱れ、呼吸数のモニタリングが続けられる。

* 観察中の高齢者・障害者において新型コロナウイルスを疑わせる症候がみられる場合、他の利用者からは隔離される。考慮すべきケースに該当する場合は施設全体が隔離される。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:48971 )