イスラエル:サウジ、UAEは国外の活動家への海賊行為にイスラエルのスパイ企業を利用
2020年04月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジアラビア、アラブ首長国連邦、およびイスラエル企業の人権擁護者に対するスパイ活動に関する訴訟についての新しい詳細

【ワシントン:本紙】

「NSO」と呼ばれるイスラエルのスパイ企業が2019年、「ワッツアップ」上で約1400人のユーザーをハッキングしていたことが訴訟によって明らかになった。同社は複数の人権擁護者や多くのジャーナリストをターゲットにしていたという。

「ワッツアップ」を所有する「フェイスブック」社は昨年10月、「NSO」が違反行為を行ったとして、訴訟を起こした。「NSO」はフェイスブックの暗号化を破ることができなかったものの、多くのユーザーの携帯電話が被害に遭ったという。

「NSO」は、同社の唯一の目的は、認可された政府の諜報機関や法執行機関がテロや重大犯罪と戦うのを助けるためのテクノロジーの補完だと主張した。また、サウジアラビアやアラブ首長国連邦が海外の反対勢力に対して海賊行為を行う際に同社を利用したが、そのテクノロジーは人権活動家やジャーナリストに対して使用するために設計、認可されたものではないと主張した。

「NSO」は代理店がアメリカ合衆国にないため、本件に関する司法権をカリフォルニア州裁判所が持っていないことを口実に訴訟を棄却しようとした。

(後略)

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( 翻訳者:前田遥・ヘス木有那・河野雪乃 )
( 記事ID:48978 )