イーラジ・ハリールチー保健次官がマーザンダラーンの新型コロナウイルス感染者数増加に警告
2020年04月21日付 Hamshahri紙

 マーザンダラーン:イーラジ・ハリールチー[日本での一般的表記はハリルチ]保健次官はこう述べた。「マーザンダラーンでは最近の新型コロナウイルス感染者数は、イラン暦12月(エスファンド月)[西暦2月20日から3月19日]と比べると減少しているが、それでもなお私は警告している。イラン暦1月(ファルヴァルディーン月)[西暦3月20日から4月19日] 最後の週と比較すればわずかながら増えている。私はこのことをはっきりと警告する。」

【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、ハリールチー保健次官は、イラン暦2月(オルディーベヘシュト月)1日[西暦4月20日]に行われたバーボル医科大学学長のセイエド・ファルザード・ジャラーリー医師との会議の傍らで、マーザンダラーンのこの感染者数の増加が懸念されていることに言及し、「市民はラマダーン月の前と当月内は旅行をできる限り控えるべきだ」と述べた。

 彼は「各州間の往来を禁止していたのを本日より解除したが、これは仕事や商売といった経済的な目的で再開されたのであって、親愛なる民衆は“家にいよう”というモットーを遵守しなければならない」と説明した。

 今後しばらく、数か月や数年といった単位で、我々はこの新型コロナウイルスとの生活に慣れなければならない。

 ハリールチー保健次官は「世界全体で(ワクチンや薬に関する)情報が追ってあるまでは、通常は衛生的であると考えられている国々であっても、第二、第三、さらに幾番目かの感染拡大のピークが到来する可能性がきわめて高い」と指摘した。

 ハリールチー保健次官は続けて、「もしゴム州やギーラーン州でCOVID-19が爆発的に流行してしまったら、この感染症がすぐに落ち着き、収束することはない」と述べた。

 彼は「初期の段階で感染者のピークを迎えたマーザンダラーン州では、我々は現在COVID -19を制御しているが、これは決して我々が気楽に捉えていいということを意味しない。」と語った。

 ハリールチー保健次官はこう説明した。「要するに我々は、お話しした通りワクチンや薬に関する情報が追ってあるまでは、あったとしてもすべての国々が入手できるかは明確でないが、数か月、数年という単位で新型コロナウイルスとともに生活をし、ウイルスに用心し、個々人が衛生面を考慮し、できる限り社会的距離を取ることに慣れなければならないのである。」

 COVID-19が社会レベルで流行してしまう根本的な原因は、症状が軽いか、あるいは現れない感染者がいることである。

 ハリールチー保健次官は「現在保健省はスクリーニングテスト[※特定の集団から感染の疑いのある人を発見する簡易な検査]の第二段階を実施している。第一段階ではすべての個々人の検査を行い、大部分の州で人口の99%以上を試験した。」と加えた。

 彼はスクリーニングテストの第二段階で人口の80%以上を検査したと説明し、「現在行われている優れた対策のひとつに、症状が軽いか、もしくは出ていない個体や濃厚接触者の鼻咽頭から検体を採取し、分子レベルでテストするスクリーニングテストがある。」と述べた。

 ハリールチー保健次官は、COVID-19が社会レベルで流行してしまう根本的な原因は、症状が軽いか、あるいは現れない感染者がいることであるとして、「症状がある患者は隔離され、入院している。これは現在21の州で行われており、今後、他の州でも一般化させていく。」と述べた。

 ハリールチー保健次官は「シャリーフ工科大学で行われている他の優れた対策は、個々人の携帯電話のソフトウェアで感染者、もしくは感染者がいる場所に行った人物を把握し、何らかの制限を設けるというものである。人々は、こうしたソフトウェアによって感染者のいる場所を確認できるのである。」と述べた。

 彼は「COVID -19に打ち勝つためには、新型コロナウイルスが小賢しく振舞うように、我々も抜け目なく行動し、作戦を公示し、防御の体制を十分に整えなければならない」と述べた。

 ハリールチー保健次官は、我々は一部のアスリートやセレブリティを除いて、主要な仕事を失ったと言及し、「このウイルスは世界規模でより深刻な貧困を引き起こし、その貧困は余病を併発する」と述べた。

 ハリールチー保健次官は「イギリスでは黒人とアジア人が人口の14%を構成しているが、症状が重く、ICU(集中治療室)に入っている患者の28%が彼らである」と加えた。

 彼はアメリカで黒人や貧困者の致死率が白人や富裕層の二倍であることを説明して、「感染症の経済的余病は、貧困者や日雇い労働者、民間の職員に集中している」と言った。

 ハリールチー保健次官は、まさに今、我々が互いに助け合うときであると言及し、「今、各国で著名人や人気のある有名人が、新型コロナウイルスの問題に関する知識を広めたり、直接的に金銭的支援をおこなったり、人々の援助を集めたりと、大きな役割を担っている」と述べた。


市民は自ら十分に社会的距離を考慮しなければならない。

 ジャラーリー学長はこの会議で「イラン暦11月(バフマン月)末[西暦2月半ば]から新型コロナウイルス感染症が始まり、ここ最近の一週間から十日間あたりは運よく感染者数が非常に少ないかそれほど多くなっていない」と説明した。

 彼は「商業活動の再開を考慮すると、来週の統計が待たれるところだ」と述べた。

 ジャラーリー学長は「もし次の一週間から十日間で感染者数が減少したら、我々は新型コロナウイルス感染症の最初のピークに関しては安心してもよい。しかし、聡明な社会的距離戦略は、親愛なる市民によりしっかりと順守されなければならない。」と指摘した。

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(翻訳者:HM)
(記事ID:48979)