フェティエで地熱開発、問題化
2020年04月29日付 Cumhuriyet 紙


フェティエのカヤキョイとオルデニズ地区周辺の地域で地熱開発が開始された。件の問題は議会に持ち込まれた。

世界的に有名な砂浜とビーチを有するフェティエの一部地域で地熱開発が開始されたことが反発を呼んだ。ボーリング調査6箇所のうち2箇所がオルデニズ潟湖内で行われたことが注目された。

共和人民党(CHP)ムーラ選出国会議員のスレイマン・ギルギン氏は、エネルギー天然資源省によってムーラ県フェティエのカヤキョイとオルデニズ地区周辺の2182ヘクタールの土地が「ボーリングを用いた地熱開発調査計画」の名のもと、入札が行われていることに注目した。

環境影響調査期間が3月30日に開始されたと指摘するギルギン議員は、「指定された地域内では各々が10000平方メートルの範囲を含む6箇所のボーリング調査地点が明らかにされた。2箇所はオルデニズ潟湖、1箇所はカヤキョイ地区ソウクスビーチ、1箇所はデリンクリブルン・ゲミレルビーチ、2箇所はダルボアズビーチ北部のオユクバシュにある。これらの地区は絶対に保全されるべき繊細な地区であり、自然保護地区である。この地域で地熱エネルギー施設をつくることは、修復不可能な影響をもたらす」と述べた。

ギルギン議員は、環境都市整備省から回答を求めた質問主意書を提出して、議会に議題を持ち込み、次のように続けた。

「ユネスコによって『世界友情と平和の村』と宣言されたカヤキョイは、世界で最も愛好される観光地の一つである。どうしたら、この地域で地熱開発調査の名の下で入札によりボーリング調査へ許可が与えられるであろうか。『ステイホーム』という一方で、歴史的都市に害を与えるプロジェクトに許可を与えるとは一体どのような論理なのか。環境影響調査は至急停止されるべきであり、地熱開発調査計画は中止されるべきである。」

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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:48988 )