5名の中国人、ファーウェイによるイランとの取引に関するチャットで逮捕
2020年04月26日付 Jam-e Jam 紙


 5名の中国人が、ファーウェイによるイランとの取引に関しインターネット上で私的なチャットを行なったことで逮捕された。

【ジャーメジャム電子版】ファールス通信によると、5名の中国人がファーウェイによるイランとの取引に関しインターネット上で私的なチャットを行なったことで逮捕された。

 逮捕された5名のうち2名は、ニューヨークタイムズ紙の取材に対し、それぞれ8か月と3か月の間収監されていたと話した。

 ファーウェイの社員の一人がウィーチャット(WeChat)のグループチャット内で、「ファーウェイがイランに対し技術を売ったことを証明できる」と発言した際、逮捕された当時のファーウェイ社員5名全員がこのグループチャットに参加していた。

 ニューヨークタイムズ紙が公開しているチャット画面のスクリーンショットによれば、イランに関するこの会話は、12月11日に行われた。

 この会話の数週間後、中国治安当局はこの5名を逮捕し、この事件に関与した理由、及び外国メディア[のアカウント]をフォローしている理由を追及した。

 この5名の逮捕は、ファーウェイ最高財務責任者(CFO)で創業者の娘[である孟晩舟氏]が米国の対イラン制裁措置違反によりカナダで逮捕された約2週間後に行われた。

 米国政府は、ファーウェイと同社CFOを、違法な形で米国の機材と技術をイランに提供し、また、米国の銀行を欺きイランへの国際送金を行ったとして起訴している。

 ニューヨークタイムズ紙によると、ファーウェイ側からイランに対して行われたすべての取引が違法であるわけではない。「原則、米国製の商品、技術、サービスのみが米国の対イラン制裁措置の対象となる。ファーウェイは、イランへの販売は非軍事的な商用目的であり、対イラン制裁には反していないとの声明を出している。」

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( 翻訳者:HA )
( 記事ID:49014 )