シリア:米特使「イランを排除する目的でシリアをアラブ連盟に復帰させるのは、ばかげている」(1)
2020年05月02日付 その他 - Aawsat.com 紙


■米国のシリア特使は、本紙に対し、イスラエルによる攻撃とダマスカスの「内輪」に対する制裁を支持することを明言する

【ロンドン:本紙】

米国のジェームズ・ジェフリー・シリア特使は、シリア政府の(アラブ連盟への)加入が同政府をイラン政府から引き離すことに繋がるとする考えを、「ばかげたもの」と見なした。

ジェフリー氏は本紙による完全インタビューの中で、「イランはシリアの国家と社会に深く根付く足がかりを有している」と述べた。またアラブ諸国に関し「バッシャール・アサド大統領とは決して調和することはないだろう」と指摘した上で、「彼らはイランの領域から距離を置くことができると主張する可能性があるだろうが、私はこれを全く不可能であると考えている」と述べた。

ジェフリー氏は「イラン包囲網から『同国をシリアから離脱させる段階』への転換」に関するイスラエルの発表をめぐる自国の立場について問われた際、米国政府は外交的・物流的に「可能な全ての手段」によって、「イランの諸基地」に対するイスラエルの攻撃を支援すると回答した。さらに同氏は、ロシアを除いて2011年以前には存在しなかった外国の軍隊すべてがシリアから撤退することは不可欠であると指摘した。

ジェフリー氏の発言は、昨日のシリア人権監視団による「レバノンのヒズブッラーに属し、ヒムスとパルミラを結ぶ道路上に位置する基地の弾薬庫およびミサイル庫に対するイスラエルの爆撃」に関する発表と時を同じくしてなされた。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49015 )