新型コロナウイルス蔓延下でのラマダーン月の断食に関する革命最高指導者の法学裁定
2020年04月18日付 Hamshahri紙


 イスラーム革命最高指導者[ハーメネイ―師]は、新型コロナウイルスの感染が拡大する状況下でのラマダーン月の断食の法学裁定に関する質問にお答えになった。

【ハムシャフリ―電子版】最高指導者事務所広報サイトは、「新型コロナウイルス蔓延下での神聖なラマダーン月の断食の法学裁定」という題目で以下の通り掲載している。

Q.新型コロナウイルス感染症の流行が明らかになっている現状の中、ラマダーン月に断食をすることに関してどのような法学裁定があるでしょうか。

A. 神への義務としての断食は、実際は神のしもべに対する神の特別な恵みである。それは人間の魂を成長させ、高める礎のひとつに数えられ、古の時代においてもイスラーム共同体の義務とされてきたものであった。

 精神に注意が注がれ、心が清らかになること、個人と社会全体の信仰が深まること、意志が強くなり、困難に立ち向かう精神力が養われることなどが、断食の効用である。また、人間の肉体の健康において断食の果たす役割も明らかである。神は大いなる報酬を断食の実践者にさずけられたのだ。

 断食は宗教上必須のことであり、イスラーム法の柱石である。そして、断食することが疾病の誘発、又は疾病の悪化、もしくは疾病の長期化や快復の遅れの原因になるという理性的な意見を見つける[=合理的に考えて上記のことが起こりうる]場合を除いて、神聖なラマダーン月に断食をしないことは、イスラーム法上許されていない。

 このような場合[=上記で述べたように断食が健康に関わると考えられる場合]、断食は免除されるが、それのカダー(埋め合わせの断食)は必要である。

 専門的で敬虔な医師の言葉により上記のことについて確信が得られる場合には、それで十分であることは明らかである。

 よって、もし、質問事項に関わる怖れや不安があり、その怖れが知性の源泉を持っていれば[=合理的に考えた結果の怖れであれば]、断食は免除されるが、それのカダー(埋め合わせの断食)は必要である。

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(翻訳者:YH)
(記事ID:49022)