シリア:ダイル・ザウル県の空爆によりイラン人・イラク人計14名が殺害される(2)
2020年05月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア東部で起きた夜間の空爆によりイラン軍とおよび親イラングループに所属するメンバー14名が殺害される

【ダマスカス:本紙】

シリアの政権を支援するイラン軍とイラク軍は、ダイル・ザウル東部の田園地帯の広範な地域、特に国境上のブーカマール市とマヤーディーン市に挟まれた区域に配備されている。

同区域は空爆によって繰り返し標的にされており、中でも2018年6月に起きたものは最大数の犠牲者をもたらした。これにより、シリア政権を支持するシリア人とイラク人合わせて55名が死亡した。当時、ある米当局者は「イスラエルは空爆の背後にいる」と述べたが、イスラエルは本件に関しコメントすることはなかった。

昨今イスラエルはシリアにおける空爆方式を強化しており、主にはシリア軍の拠点やイランに属する目標、あるいはレバノンのヒズボラに属する目標をその標的としている

シリアの公式メディアによると、先月の末、ダマスカス近郊を標的としたイスラエルの空爆により民間人3名が殺害された。また、この空爆の1週間前には、シリア中央部のパルミラ地方を標的としたイスラエルの爆撃により、シリア政権およびその同盟国であるイランに近い複数の部隊に属するメンバー9名が殺害されていた。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49035 )