シリア:政権がダルアー県郊外に向け増援部隊を派遣(2)
2020年05月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリアの政権はダルアー田園地域に対し複数種の増援部隊を派遣する

【ダマスカス:本紙】

報じられた内容によれば、第52旅団に所属し大佐の階級を持つ上級将校2人が4月18日、ダルアー東部のヒラーク市付近で彼らを乗せ移動中であった軍用車両を狙った攻撃によって殺害された。

本紙が得た情報は同様に、政権が過去数年間休止状態にあった軍事施設と部隊を再始動させてことを示している。これは、ダルアー郊外で軍事作戦が開始した場合に、こうした軍事施設や部隊を物流的、あるいは技術的に再利用すること可能にするためである。

ダルアー郊外では、武装勢力が政権の拠点や検問所に対して攻撃を行う際にオートバイが用いられた。こうした攻撃の一部は、爆発性ベルトを着用し、実行者であるオートバイ運転手らによる自爆攻撃であった。

同様の攻撃の中で最新のものは、4月中旬に2台のオートバイによるものであり、ダルアー西部に位置するナワー町に存在するシリア政権軍の拠点に対して実施された。またダルアーの県自治体は、同県西部のナワー町において日中のオートバイ使用を禁止する決定を下した。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49051 )