シリア:停戦期間中の衝突により政権軍またはジハーディスト組織の戦闘員48名が死亡(1)
2020年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア人権監視団:停戦期間中にもかかわらず起きた衝突により、政権軍またはジハーディスト組織の戦闘員48名が死亡した

【ベイルート:本紙】

シリア人権監視団が報じた内容によれば、2か月前に停戦協定が結ばれたにもかかわらず、シリア北西部で起きた衝突により、シリア政権あるいは武装組織(特に過激派であるフッラース・ディーン)に所属する戦闘員少なくとも48人が殺害された。

3月6日以来、イドリブ県および近隣諸県の一部が停戦状態に置かれている。これ以前には、ロシア軍によって支援された政権軍が大規模な攻撃を開始しており、これによっておよそ100万人が自らの土地を逃れることを強いられていた。

シリア人権監視団は、ハマー北西部の郊外にあるサフル・ガーブ地区での激しい衝突により、政権軍あるいはその同盟軍に属する戦闘員35名に加え、ジハード主義組織「フッラース・ディーン」に属する戦闘員13名が殺害されたと報じた。

シリア人権監視団の代表であるラーミー・アブドゥッラフマーン氏がAFP通信社に明かした内容によれば、この衝突による死者数は「停戦発効以来の最高数」であるという。また同氏は「(反政府)諸組織が真夜中に政権軍の拠点に対し攻撃を行った直後、衝突が勃発した」と述べ、「衝突は日曜日の日没後まで続いた」と明らかにした。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49064 )