イラク:イスラーム国は国内北部および首都周辺の諸地域に攻撃を加えている
2020年05月15日付 al-Quds al-Arabi紙


■「イスラーム国」はディヤーラー県とサラーフッディーン県で攻勢を強化し、首都北部周辺に対する爆弾攻撃を行う

【バグダード:本紙】

「イスラーム国」は、イラク北部の複数県に加えて、同国首都バグダードから見て北側と南側の境界に位置するその他複数地域を標的にして、武力攻撃を継続している。同様の攻撃によって、治安部隊と「人民動員隊」の隊列および市民の三者から、等しく死傷者が発生している。

また首都バグダードの北部で起きた爆発では、将校1人と兵士1人が死亡した。

治安広報課(公式)は昨日、報道発表のなかで「昨日(木曜日)の夜、バグダード作戦本部の指揮下にある、タルミヤ(サラーフッディーン県)内の第一コマンド連隊に所属する部隊に対して、爆発物が爆発した。これによって兵士1人と少佐の位階を持つ将校1人が犠牲になり、その他4人がけがを負った」と述べた。

これと同様に、イスラーム国は、首都行政区の南側境界に隣接するバービル県のジュルフ・サフル地区に存在する「人民動員隊」の部隊を標的とし、その兵士1人を殺害した。

「人民動員隊」は昨日金曜日、同組織の47旅団に所属するムスタファー・ムフスィン・サイイド・マウラー戦闘員が亡くなったことを伝えた。同氏は、バービル県北部のジュルフ・ナスル地区でイスラーム国からの攻撃に応戦している際に殉死した。

「人民動員隊」の広報部は、「犠牲者は1994年の生まれで、首都バグダードに居住していた」と付け加えた。

同筋によれば、「人民動員隊」のメソポタミア作戦司令部に所属する部隊は、同氏の殉職に先立ち、「木曜日の夜、バービル県北部のジュルフ・ナスルのファーリスィーヤ地区にイスラーム国が侵入しようとするのを阻止した」と発表していた。

現地の高官らが標的に

これと並行して、サラーフッディーン県南部の作戦司令部は昨日金曜日、同県内の現地高官の住居を狙った攻撃の結果を明らかにした。

サラーフッディーン県南部の作戦司令部は、報道声明のなかで「ジャラーム・サーマッラー地区で起きたテロによって、家屋1棟が焼失し、家屋1棟が爆破され、4人の犠牲者が出た。犠牲者の4人は、ハディール・アッバース・サーマッラーイー氏と同氏の子息バドル・ハディール氏、サラーム・ハディール氏、アフマド・ハディール氏である」と述べた。さらに、「この攻撃によって、オートバイ2台および小麦畑1枚が焼かれた」と明らかにした。

サラーフッディーン県南部の作戦司令部は、「現在の状況は、連邦警察の17旅団およびムクタダー・サドル師率いるサドル潮流の軍事部門である『平和軍団』に属する部隊によって支配されている」と指摘した。

サーマッラーの作戦司令部は、前述の事件に関連し、サーマッラーの一地区で、ハディール一家が殺害された治安破壊行為の真相を明らかにするための委員会を組織したと発表した。

(後略)

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(翻訳者:了源康平)
(記事ID:49114)