リビア:政府軍は「ミサイル」キャンプを併合しトリポリ南部での勝利を目指す
2020年05月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■政府軍はトリポリ南部での勝利に向け「ミサイル」キャンプを制圧したと発表

【アナトリア通信】

リビア政府軍は土曜日、「ヤルムーク」キャンプと「ハムザ」キャンプを完全に掌握した数時間後、首都トリポリ(リビア西部)の南部に位置する「サワーリーフ(ミサイル)」キャンプと「ハッラータート(ミキサー)」ビルを制圧したと発表した。

「怒りの火山」作戦情報センターのスポークスマンであるムスタファー・マジュイー氏が述べたところによると、リビア政府軍はトリポリ南部の「ロケット」キャンプ、「ミキサー」ビル、「ハムラー」休息地点の完全な支配を完了したという。また同氏は、リビア政府軍はその後トリポリ南部の「カスル・ビン・ガシール」地域に向けて移動したと明らかにした。さらに同氏が指摘したところによると、ハリーファ・ハフタル氏の民兵グループは政府軍の進軍を受け、首都南部の地域に向かって撤退した。

マジュイー氏が以前に発表した声明によれば、「ヤルムーク」キャンプは、ハフタル氏の民兵グループの支配下にあった最大の軍事治安拠点の一つであったという。ハフタール氏の民兵グループは、アラブ諸国と欧州諸国の支援を受けて、2019年4月4日以降、国際的に承認された政府の本拠地である首都トリポリを制圧するため攻撃を実施している。こうした攻撃により、複数の民間人の死傷や広範囲の物的損害がもたらされた。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49155 )