シリア:ラタキアーアレッポ間の「M4」道路でトルコ軍が攻撃を受ける(1)
2020年05月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシア軍が上空飛行を続ける中、トルコ軍の隊列がラタキア―アレッポ間の幹線道路上で攻撃を受ける

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド】

反体制勢力が支配するシリア北西部地域では、安定を実現するためにトルコ軍が講じた諸措置の甲斐なく、治安上の混乱が起こっている。こうした状況は、トルコの当局者らによる発表、とりわけ同国のフルシ・アカル国防大臣が数日前に述べていた以下の内容にもかかわらず継続しているものである。「トルコはイドリブ県に安定をもたらすため可能な限りの策を講じており、同県における恒久的な停戦を保証できるよう取り組んでいる」。

しかし、こうした混乱の中でも最新の事件は、地域に恒久的・相対的な安定を確保し、複数の幹線道路を開通した上で、これらを再び活発化させるための明確なシステムを構築する上で、トルコが直面している困難性を示すものであった。同事件において、ロシア軍・トルコ軍の共同パトロールが始動する直前、幹線道路を調査するための偵察任務にあたっていたトルコの隊列が、身元が不明の武装集団によって攻撃されたのだった。

地元の情報筋が本紙に対して語った内容によれば、幹線道路アレッポ―ラタキア間を結ぶ幹線道路「M4」の付近で、トルコ軍と反体制派の機甲部隊に対する攻撃が行われた結果、激しい爆発が起きた。また、この事件はジスル・シュグール市郊外のガッサーニーヤ地区の付近で発生したものであり、攻撃は爆破装置を用いてなされたという。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49189 )