サウジアラビア:イスラエルと秘密交渉において、神殿の丘管理で役割を果たす意志を示す
2020年06月01日付 al-Mudun 紙


■サウジアラビアは神殿の丘において役割を果たす意志を示す…イスラエルとの交渉で

【n.p.:本紙】

『イスラエル・ハヨーム』紙が月曜日に報じたところによると、サウジアラビアが、神殿の丘を管理するイスラーム聖地寄進評議会に代表を加入させ、イスラエル占領下の聖地エルサレムで役割を得ようとするための秘密協議が、2019年12月からサウジアラビア・イスラエル間で行われている。

同紙はウェブサイト「アラブ48」が翻訳したレポートのなかで、サウジアラビア・イスラエル間のこれらの協議は、イスラエル・パレスチナ紛争の見せかけの解決と、イスラエルによるヨルダン渓谷を含む同国占領下の西岸地区の併合計画を目的として、アメリカのドナルド・トランプ大統領が「世紀の取引」計画を発表したのと並行して、行われていると述べた。

さらに同紙が複数の外交官の話として報じたところによると、「これらは秘密かつ慎重を要する協議で、イスラエル・アメリカ・サウジアラビアの外交官と治安当局高官からなる小規模なグループによって、「世紀の取引」を推し進めるための協議の一部として秘密裏に実施されている」。

あるサウジアラビアの高位外交官は同紙に対し、イスラーム聖地寄進評議会の運営で特別な地位にあるヨルダンは、数ヶ月前まで同評議会の構成のいかなる変更に対しても激しく反対していたが、「ヨルダンの態度の変化は東エルサレム全体、とりわけ神殿の丘へのトルコの集中的な干渉を受けて起きた」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:平野日向子・村田光・安井日寧子 )
( 記事ID:49223 )