「トルコの英雄」胸像、また2つ撤去ーオルドゥ
2020年06月09日付 Hurriyet紙


オルドゥ広域市で、歴史上の英雄の胸像がまた2つ撤去された。同市では、オスマン帝国史とトルコの歴史上で重要な功績を残した人物の胸像が設置されているが、ドラマ「復活・エルトゥールル」で主演のエンギン・ドゥズヤタンに似ていると話題になったガズィ・エルトゥールルの胸像が撤去されて間もない。市はこれらの胸像を設置した会社に認可を得ずに行った。

オルドゥ広域市では昨年から、「トルコ史重要人物の記念プロジェクト」の一環としてオスマン帝国史やトルコ史上で重要な功績を残した人物の胸像を設置する活動が行われていた。ある会社からオルドゥ広域市に贈呈された胸像は、市庁舎の前にある7月15日民主広場に設置された。この胸像は、ドラマ「復活・エルトゥールル」で主演のエンギン・ドゥズヤタンに似ていると話題にもなった。ヒルミ・ギュレル市長が細部を見ている時にこのことに気づき、胸像は撤去された。自治体の行政調査でザビト・ヨン文化部門長とアブドゥラー・オズカン支局長が解任された。

■更に2つの胸像が撤去

オルドゥ市の中心に設置された胸像のうち、チンギス・ハーンとティムールに似ているとされた2つの胸像も撤去され、残る胸像は17となった。市はこの胸像の設置に関わった会社に認可を得ずに撤去したという。撤去された胸像はどうなるのかと話題になった。また、これらの胸像の中で、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの胸像についてもSNS上で話題になっていた。SNSでの一部の意見では、この胸像がアタテュルクに似ていないので撤去するべきだといった主張も見られた。

胸像は、トルコの歴史を物語り、視覚的にも市の広場を彩るものである。それが、撤去などの議論になっていることは、オルドゥ市民にとっても気持ちのいい話ではない。オルドゥ市民は、似ている似ていないといった議論はやめて今ある胸像を一新したいと思っているようだ。

■胸像製作者の死去

胸像問題に関する行政調査の詳細が明らかにされた。胸像を製作したオメル・ゲンチトゥルク氏が、昨年の契約日後に亡くなっていて、胸像の搬入も彼の息子エルトゥールル・カーン・ゲンチトゥルク氏が行ったことが分かった。胸像を製作した彫刻家が誰であるかも明らかにされず、エルトゥールル・カーン・ゲンチトゥルク氏もデミルオレン通信の取材に対し「このことについてはお話できません。」と、詳細を話さなかった。

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(翻訳者:榎本恵実)
(記事ID:49286)