シリア:スワイダー市において平和的デモ拡大の呼びかけ
2020年06月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■スワイダー市のデモ隊が再編成を行い、平和的デモの規模を拡大するために呼びかける

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド】

シリア人の関心は、シリア南部のスワイダー市で行われているデモの拡大に集まっている。同市はシリア政府によって監視されており、同政権が自身らに属する(現地の)政党活動に圧力をかけた結果、同政権を支持するデモが組織された。オブザーバーによれば、あらゆる可能性に繋がりうるあいまいな未来を待ち望んでいるスワイダー市内の学生たちや労働者たちがこのデモに参加したという。しかし、スワイダーがこの大胆なデモを通じて、他県と同様に難解な局面にさらされていることは明らかである。

ウェブサイト「アフバール・スワイダー24」の管理人は以下のように述べた。「スワイダー市で行われた最後のデモは、水曜日に栄光広場で実施されたものである。これに先立ち、連日の反政権デモが先週の日曜日に始まっており、土曜日に再組織を求める声が上がる中、木曜日には中断されていた」。

リヤーン・マアルーフィー氏は本紙によるインタビューの中で、デモの中断の原因が「当局が課すようになった」治安上の制限措置によるものであると述べた。またこうした措置の中で、デモ隊の一名が当局によって逮捕されたが、彼のその後の行方はいまだ不明であるという。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49304 )