露ラブロフ外相、訪土ーリビア問題協議
2020年06月14日付 Hurriyet 紙

リビア情勢に関する重要な最新情報が届いた。ラヴロフ露外相とショイグ露国防相が明日(15日)イスタンブルを訪れる。大臣レベルで行われるリビア会議の主要議題は、リビアの最新情勢と停戦に向けたものとなる…。

CNNトルコのセナ・アルカン外交部記者は、重要な情勢を次のように伝えた。

「今日、国防相、外相、そして情報部から専門団が、今日会談したと言える。今日は技術的な会談が行われ、明日はより重要な会談でチャヴシュオール外相とアカル国防相がロシアの両大臣らと会談する。  

トルコ政府のリビアに関する態度について、イブラヒム・カルン大統領府報道官は説明を行って明確にしていた。カルン報道官はなんと言っていたか?「リビアにおける解決策は軍事的なものではなく政治的なものであるべきだ。」と述べていた。重要会談の前にトルコ政府は再びリビアに関する態度を明らかにした。明日から行われる会談でリビア情勢と停戦を取り上げる。」

メスト・ハック・ジャスン教授は、この重要な訪問についてCNNトルコの画面上でコメントした。ジャスン教授は、明日のサミットでサプライズが待っていると述べた。ジャスン教授のコメントは以下の通り。 

「トルコとロシアはリビアで共同の解決モデルを構築することができる。そしてこのモデルがどのように語られるかは明日明らかにされる。アラブの春が起こった2011年にトルコとロシアはどのような立場だったか?ロシアはリビアへの介入に反対していた。では、この介入をNATOの決定にも関わらず行ったのは誰だったか?サルコジ政権だ。この決定が熟さないままに介入を行った。

そして現在、NATOは武力を使用したが、軍は使わなかった。カダフィは命を落とした。現在リビアは内戦に突入した。リビアの人々は困窮し、テロが進んだ。トルコの介入は、4月14日にハフテル軍を後退させ、バランスを変えた。ここでひとつの進展があったと大統領が述べていた。ラヴロフ外相とチャヴシュオール外相が交渉し、両者とも政治的解決が望ましいと述べていた。

大統領報道官がリビアにおける政治的解決を強調したことと、ハフテル司令官の同盟を支持しているフランスをはじめとするサウジアラビア、エジプト、UAEの同盟が間違っていることをメッセージとして伝えた。大統領は次のように述べた。『目的は(リビアの)スルトだ』と。そして、この地域の非常に重要なエネルギー源はロシアを不快にさせているが、ロシアがカイロサミットにいることは我々を怒らせたと述べた。一方で、『そこに我が軍はいない』と彼らは言っているが、19機の飛行機がいる。これらの飛行機は、トルコ空軍も不快にさせた。そして『プーチン大統領と話す』と言った。
 
そして私がわかったことは、2人のカリスマ的リーダーのこの問題の解決のための決意が重要だということだ。トルコがここでロシアとこの件を取り上げることはフランスを不快にさせている。私は明日サプライズを期待している。リビアでの解決にエルドアン大統領とプーチン大統領が調印すると考えている。」  

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:49324 )