アラブ連盟、イランに対する非難と新たな主張
2020年06月17日付 Hamshahri 紙


 アラブ連盟はイランとトルコに対する自身の以前の主張を繰り返しこの二国にアラブ諸国の国内事情への介入を止めるよう求めた。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、アラブ連盟は声明でイランとトルコのアラブ諸国への介入を非難し、この介入を止めるべきだと述べた。

 アラブ連盟は「イラン人とトルコ人はアラブ諸国で暴動や紛争の火をつけようとしている」と主張した。

 声明でアラブ連盟は「シリアやリビアのような国々へのトルコの介入はことごとく失敗し、非難されている」と述べた。そして「トルコはリビア国民合意政府の背後に隠れ、リビアで自国の利益を追求している」と述べた。

 トルコは国連に正式に承認されたリビア国民合意政府を支援している。対して、アラブ連盟の決定に影響を持つ、エジプト・サウジアラビア・UAEの三国は東部政府やトブルク政府と呼ばれるリビアのもう一つの政府を政治的かつ軍事的に支援している。

 アラブ連盟の声明発表と同時に、エジプト議会議長も声明でリビアでのトルコの動きを批判し、「リビアはエジプト国民の安全保障と深く関わっていて、リビアの安定は即ちエジプトの安定である。」と述べた。

 エジプト議会は国民合意政府が法的な正当性に欠けているとみなしており、「エジプト政府はエジプトにとって重要なリビア危機の解決のためにこの紛争のすべての当事者と会談を行う用意がある。」と述べた。

 エジプトのアブドゥルファッターフ・アル・スィースィー大統領はイラン暦ホルダード月17日(西暦6月6日)、リビア東部の軍事組織司令官ハリーファ・ハフタル将軍とトブルク政府代議院アギーラ・サーレフ議長とカイロで行った会見において、(イラン暦ホルダード月19日⦅西暦6月8日⦆からの)リビアでの即時停戦に向けて行動を起こすよう提案したが、国民合意政府とトルコの反対に直面した。

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( 翻訳者:KT )
( 記事ID:49360 )