カルス・ダム、操業開始へ
2020年06月19日付 Hurriyet 紙


べキル・パクデミルリ農業・林業大臣は、カルス最大の公共投資の一つであるカルス・ダムが、あすレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領もビデオ会議を通じて参加する式典により供用を開始すると明らかにした。

べキル・パクデミルリ農業・林業大臣は、文書での説明にて、カルス・ダムが地域最大のプロジェクトのうちの一つであることを明言した。パクデミル氏は、ダムが、エネルギー供給、農業用水、そして雇用の観点から重要であることを強調し、「カルス・ダムのダム湖に貯められる水により、カルス平原の260、030平方キロメートル、ディゴール平原の215、750平方キロメートルをはじめ、44の村に属する合計475、780平方キロメートルの農地の水が賄える。3億リラ(=およそ46億円)の費用がかかっているダムでは、給水そして発電所の完成で、そのコストを1年で回収する予定。これにより、2020年の物価で計算しておよそ2億9千6百万リラの給水収益が得られる予定。7241名にのぼる農業関連の求人を確保できる。ダムは同時に、2、24MWの能力を持つ現存する周辺の発電所に加え、年間1000万KWhの電気エネルギーを生み出す。280万リラのエネルギー関連の収益に加え、年間合計で、わが国の経済に3億リラの経済効果をもたらすことになる。」と述べた。

■“地域の人々へ収入の増加を確保する”

パクデミルリ大臣は、カルス・ダムは、県の中心部へ近いことから、この街の重要なレクリエーション施設の一つになることになると述べ、ダム湖への魚の放流活動を展開することで、地域の人々へ追加の収入を確保する計画が立案されているとも述べた。パクデミルリ大臣は、ダムにより、カルス川の流域にある2383平方キロメートルの用地や住宅街が洪水するリスクが軽減され、洪水の流入が防止されることになると述べた。パクデミルリ大臣は、カルス・ダムがあすレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領もビデオ会議を通じて参加する式典により供用を開始されると明らかにした。  

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:49361 )