イラク:アメリカとの第二回戦略対話に向けて準備を進める(3)
2020年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラクはアメリカとの第二回戦略対話に向けて準備を進める(3)

【バグダード:本紙】

声明によると、出席した代表団は、「今回の協議は立法府および行政府から出された関連の決定に従って行われたものであり、成功裏に終わった」と述べ、「アメリカ政府との次の対話は7月に始まる予定で、国民議会議員らが提案した全ての考えが採用されるだろう」と強調した。

また代表団は以下のように言及した。「カアビー第一副議長はアメリカ部隊撤退の問題は今後の全ての対話や共同協定の最優先事項に置かれるべきだと強調し、イラク代表団に向けて『あなた方の対話は、イラクの主権や国益、国民のみに基づいている』と語りかけ、交渉団が指揮する対話の成功に対するイラクの希望を表明した。さらに、こうした懸命な努力は国民やその代表らが待ち望む目標の実現をもたらしたと述べた。また、全ての政治勢力に対し、新型コロナウイルスのパンデミックや石油価格の下落という二つの危機を鑑みて、経済・財政問題はもちろん、特に領空における主権と支配権の確保といった現在抱える課題への取り組みを前に『一体』となるよう呼びかけた」。

続けて同代表団は以下のように述べた。「国民議会議員らは、安全保障や経済、財政的側面、文化、観光、遺跡、相互的外交関係、投資、高等教育といった、次回のアメリカ側との対話に含まれるべき優先事項に焦点を当てた」。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:49404 )