メフメト2世肖像画、イスタンブル市が購入
2020年06月25日付 Cumhuriyet紙


ヴェネチア人画家、ジェンティーレ・ベッリーニ作として知られる3枚のメフメト2世の肖像画のうち、個人蔵である唯一の品がイスタンブル広域市当局(İBB)によって購入された。

メフメト2世の肖像画は「スルタン・メフメト2世、地位を持つ若者とともに」とのタイトルで今月25日にロンドンでオークションに出品された。ヴェネチア人画家ジェンティーレ・ベッリーニが描き、個人蔵品である唯一の肖像画は77万ポンド(650万トルコリラ)で落札された。オークション主催者は、落札者は諸費用とあわせて93万5千ドルを支払うと発表した。

İBBのエクレム・イマムオール市長はソーシャルメディアのTwitterアカウントから行った発表で肖像画がİBBによって購入されたと述べた。イマムオール市長は肖像画(の画像)を投稿し、以下のように述べた。
「今日まで現存する征服王メフメト2世の肖像画のオリジナルの3枚のうちの1枚である、イタリア人画家ベッリーニのアトリエより15世紀に出されたと推測される油絵がロンドンでのオークションに売りに出され、İBBとして我々が購入した。」

「スルタン・メフメト2世、地位を持つ若者とともに」というタイトルでオークションに出品された絵画の日付は1479年に遡る。
ヴェネチア人たちと作成したイスタンブル合意の条項の1つは、時の最優の画家の一人がメフメト2世の絵画を作成するためにイスタンブルに来ることだった。

この職務のためオスマン朝の首都に送られたベッリーニは1479年〜1481年に宮殿で待遇を受け、メフメト2世の絵画とともに、様々なイラストレーションを描いた。

売りに出されたこの絵画に描かれた二人目の人物の素性は正確には判明していない。しかしスルタンと同じ水準で描かれていることから、3人の王子の一人ではないかとの見方が有力だ。

BBCトルコ語版のエフェ・オチュ記者報道によれば、ムスタファ王子がベッリーニの訪問前に逝去していることから、ありうる選択肢はジェム・スルタンとバヤジット2世に絞られると指摘されている。しかしバヤジット2世は当時絵画の人物ほど若くはなかった(32歳)ことや、ジェム・スルタンは類似点が欠けていることから、また他のシナリオの可能性も考えられる。

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:49411)