バスも満員、コロナ対策はどこへ?
2020年07月02日付 Hurriyet 紙


[イスタンブルの]キュチュクチェクメジェではコロナウィルスの感染拡大にも関わらず、乗客でぎっしり詰まったミニバスがカメラに捉えられた。ドアが閉まらないほどの乗客を乗せたミニバスからは、乗客が数人外でぶら下がっている。定員人数以上の乗客を乗せた車両のうち、何台かは重さで傾いているのも見られた。ミニバスはあらゆる交通ルールを犯しながら走っていた。

キュチュクチェクメジェのメフメト・アーキフ地区にあるアシュク・ヴェイセル大通り上でシリンエヴレル-バシャクシェヒル間を走るミニバスは、コロナウィルス対策で 最も重要なソーシャルディスタンスや定員削減のルールを完全に無視して走行している。感染症危険に配慮せず、乗客がぎっしり詰まったミニバスでは、扉からぶら下がりながら乗客が乗っていることも、危険な場面となっている。周辺の住民はというと、感染拡大の時期、通常よりも多くの乗客を乗せた、ルールを守らないミニバス運転手に抗議している。

■コロナウィルスだけでない、事故もたびたび起こしている

動画が撮られていると気づいた運転手のうち何人かは、乗客を車内に押し込み、扉を閉めようとしていた。しかし乗客の数が多すぎるために扉が閉まらなかった。一方で数々のミニバス運転手は、コロナウィルスの感染症対策として守らなければならないルールに加えて、通常の交通ルールも無視しているのが見られた。交通渋滞で競い合っているかのように反対車線を走り、赤信号を通ったミニバスのうち一台は、反対から来る民間バスとの衝突事故をぎりぎりでかわした。デミルオレン通信社(DHA)のカメラは、これを刻一刻捉えた。

ルール違反を録画されたと知った運転手のうち、何人かは罰金を科されると思い、路線を外れて逃げた。加えて、一人の運転手は、コロナウィルスの感染拡大にも関わらずどうしてこれほど多くの乗客を乗せるのか聞いたところ、沈黙したままであった。またミニバスのうち一台はナンバープレートが付いていないことも注意を引いた。

■「ここではウィルスは広がっていない、ここまで来ていないかのようだ」

満員のミニバスの問題に抗議するエルダル・クルルさんは、運転手のルール違反を訴え、「ドルムシュは非常に混雑している。取り締まりもない。ここで以前事故も起きている。運転手はミニバスをどのように使用しているのか分からない。しかし今ここでは真剣なドルムシュ不足がある。多くの住民はミニバスの扉からぶら下がりながら乗っている。季節関係なく、いつもこのようだ。ここは工場地帯なので、車は満員になってしまう。仕事が始まるのは8時だが、ミニバスに乗れないと次を待つため、8時半になってしまう。乗れたとしても密着状態である。ここではウィルスは広がっていない、来ていないかのようだ。ウィルスのため通常よりも乗客の数を減らさないといけない。しかし以前よりも増えている。私は[こうした車に]乗っているが、アッラー任せである。運転手は赤信号を無視する、反対車線を通行する、路線を守らない。取り締まりは全く行われていない」と述べた。

別の乗客、オザン・オズデミルさんはというと、「これらのミニバス[問題]の唯一の解決策は、自治体が産業地区にバス路線を設けることである。毎朝7時半から2-3本バスが走れば、ミニバスの乗車率は下がる。地下鉄の開通も効果的だろう。私は1995年以来この地区に住んでいる。毎朝同じだ。毎朝車は満員。乗客は車から落ちては、また乗っている」と述べた。

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( 翻訳者:山下鈴奈 )
( 記事ID:49448 )