パリのルーブル美術館、灯り再び
2020年06月26日付 Hamshahri 紙


 ルーブル美術館の灯りが消えてから120日が経った。一方、一部メディアはルーブルが近日中に営業再開する旨を報じた。

【ハムシャフリー電子版】France24によると、6月25日にエッフェル塔が営業を再開し、観光客の来訪が発表されたことを受け、ルーブル美術館は7月6日から営業再開するとし、同美術館のツアー参加希望者はこの日から世界最高峰の芸術文化の結集地に赴くことができる。同美術館は4か月前からCOVID-19の流行を理由に休館してきた。そして専門家によれば、この措置によって同美術館に4000万ユーロの損失が発生した。正確な統計では、月々100万人が同館を訪れていた。

 現在、美術館の技術者とフランス保健省の専門家がパリ市と協力し、美術館の入り口から出口に及ぶまで衛生措置の計画・実施を進めている。最も重要とされる方策は、チケットをオンライン予約とし、美術館の専用窓口での販売を控えるようにして、観光客同士の接触を減らすことである。各展示室には、面積及び専門家による来館者数の統計に応じて、有効な消毒剤を入れた容器が置かれることになっている。来館者・観光客の滞館時間が制限されることも発表された。

 しかしながら、ヨーロッパ、特にフランスの観光当局者らが懸念しているのは、活気を欠いた形で再開することである。ルーブル美術館をはじめ多くの美術館責任者らは、コロナ後の時期は長期に及び、人々が再び美術館を訪れ、以前の活気を取り戻すには2~3年はかかるだろうと考えている。

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( 翻訳者:AM )
( 記事ID:49454 )