シリア:現地で発生する殺人や強姦等の残忍な事件
2020年07月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリアにおける犯罪はここ数日の間に残忍になっている:強姦、刺殺、放火

【ダマスカス:カーミル・サクル】

再発性と暴力性において過去に前例のない流血事件が複数発生しているなか、犯罪、殺人、強姦のニュースが昨今におけるシリアの社会情勢を席巻した。

この犯罪の犠牲者のほとんどは子供であり、犯罪1件あたり3人が犠牲になっている。また、こうした殺人事件の一例では、犯人らが18歳未満の青年たちであったことも注目に値する。

沿岸部のタルトゥース県内の村では、15歳と17歳の少年2名が13歳の女の子を誘惑して強姦し、首のまわりに電気ケーブルに巻き付け彼女を絞殺した。その後少年らは、警察がたどり着く以前に彼女の体を分解させ腐敗させることを目的とし、彼女の衣服を燃やした上で遺体を農地に投げ入れた。

この2日前、ダマスカス南部の住民は3人の子どもと母親が絞殺、刺殺によって殺害され、放火されるという事件に見舞われた。犯人らは同様に父親の背中や首を何度も刺すことによって、彼を殺害することを試みた。

犯人らは母親に手錠をかけ、目隠しをし、体全体を刺突した後、強姦した。その後、3人の子どもを鋭い道具(ナイフ)で刺し、金銭を盗んだうえで家全体を燃やした。

(後略)

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( 翻訳者:井上紗良 )
( 記事ID:49476 )