アラブ首長国連邦:併合に関するイスラエルへのアドバイス(4)
2020年06月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■UAEによる黄金のアドバイス 実質的な正常化に対するシンボリックな併合

【ロンドン:本紙】

同様に、こうした状況がイスラエルの連立与党内部の異なる複数の立場に対しても部分的に当てはまることは明らかである。というのも、イスラエルのベニー・ガンツ副首相兼国防大臣は併合を開始するにあたって7月1日を「神聖でない」と明言している一方、ガビ・アシュケナジ外相は併合が米国との完全な調整の下、近隣国との平和諸協定を遵守しつつ行われるという事実を強調することにはより慎重であるように見える。

イスラエルがUAEにいる親友らによって授けられた黄金のアドバイスを採用しつつ、形式的には併合の概念を採用することを回避し、より実質的で明確で踏み込んだ正常化の実現を試みることも、完全にあり得ない話ではない。

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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:49482 )