地下鉄イスタンブル空港線、71%が完成
2020年07月11日付 Milliyet 紙

トルコ初の無人の高速地下鉄であり、時速120kmの速度による運行が可能となる予定のイスタンブル空港地下鉄線の工事作業は、まるで巨大な地下都市を思い起こさせるものである。ガイレッテペ ー キャウトハーネ ー イスタンブル空港地下鉄区間のうちキャウトハーネ - 空港間は2021年の第二四半期において、ガイレッテペ - キャウトハーネ間が2021年末までに完成させられると計画されている。

交通インフラ省が建設を担ったイスタンブル空港への地下鉄路線の工事は、コロナウイルス(Covid-19)の流行にも関わらず、そのスピードを落とすことなく続けられている。空港に達する計画がなされている地下鉄プロジェクトの総距離は70kmである。このうちの37.5キロメートルは、ガイレッテペ ー キャウトハーネ ー イスタンブル空港間であり、32キロメートルはハルカル ー イスタンブル空港の間で建設作業が行われている。

ガイレッテペ ー キャウトハーネ ー イスタンブル空港地下鉄での建設作業は、2016年12月7日にスタートした。空港 - ハルカル地下鉄路線は、2018年3月7日にスタートした。ガイレッテペ ー キャウトハーネ ー イスタンブル空港地下鉄路線ではトンネル開通のための諸作業が完了して、事業全体における作業完了の割合は、71%となった。数多くの駅ではレールの組み立て作業がスタートして、各駅における建築作業の数々そしてエスカレーターの組み立て作業が継続されている。駅の63%のコンクリートの部分が完成させられた。運行間隔は3分ごとと計画され、運行の最高速度は時速120キロメートルとなり、各駅そして路線、車両は4両編成もしくは8両編成により運行が可能となる予定である形で構想され、一日辺り60万人の乗客を輸送するキャパシティを提供することが見込まれている。路線はまずはごく短期間、運転手が乗車しての試験運行をした後に運転手なしで運行されることが計画されている。ガイレッテペ - イスタンブル空港の運行時間は35分ほどの短時間に短縮される予定だ。

地下鉄路線は、ベシクタシュ、シシリ、キャウトハーネ、エユップ、アルナヴトキョイ区域を通る一方、都市内の道路の交通負担は大幅に減ることになろう。

イスタンブル空港メトロ各駅は、最新テクノロジーを用い現代的なコンセプトと共にデザインが行われる予定だ。空港メトロ駅では屋根と床で紙飛行機のシルエットを浮かび上がらせるデザインを施すというコンセプトが作られた。各車両は、第一段階で運転手付きで更に後には無人運転となり、プラットフォームは自動ドアとなる予定だ。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領がビデオ・カンファレンスによって参加したガイレッテペ ー キャウトハーネ ー イスタンブル空港地下鉄プロジェクトのトンネルの最初の点灯式は、2020年5月10日に執り行われた。式典に参加をしたアディル・カライスマイルオール交通インフラ整備省大臣は、同路線が都市内のレールシステムの領域において同省が行った投資の特別な例であり、重要な転換点となったと表現した。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:49522 )