エルドアン大統領、ベエンディク橋の開通式で演説「アヤソフィアはトルコの決心の表れ」
2020年07月12日付 Cumhuriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ボタン川ベエンディク橋の開通式で演説し、かつてのトルコではもうないと語り、「トルコは、もはや、操り人形とではなく、操り人形を操る人々と直接、対話する時代に入った。納得するように仕向けられた、問題のある政治的な案件やその他の罠は、もはや、我々になんの効果をもたない。目標を達成するまで国民とともに進む」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、遠隔コンフェランス方式で参加した, ボタン川ベエンディク橋の開通式で演説した。エルドアン大統領の演説の主な点は、次のとおり。

ートルコ中に、道路網・鉄道網、トンネルを作ろうとするなかで、このような困難な場所も見放すことはなかった。ここは、トルコのもっとも高い橋という称号をもつという。すべてトルコの技術者と労働者の手になるこの橋は、建築資材もすべてトルコ製だ。開通した道路と橋により、この地域の産業と観光業が発展することを祈る。

■「彼らが理解していないのは、トルコは昔のトルコではないということだ。」

我々のトルコ共和国の建国から今日まで続く独立の戦いは、近年、新しい試練の直面している。この試練を、神のご加護により、ひとつひとつ、成功裡に乗り越えている。トルコは経済に対する罠を反故にし、成長の道を歩み続けた。世界の最も発展した国々すら苦労した危機を軽々と乗り越え、トルコの真の力を示した。国内においても、国際的な場面においても、トルコに対する攻撃が増したが、それは、このことがもたらした不愉快さの表れである。彼らは、トルコは与えられたものに満足し、より多くを求めたり、競争に加わったりしないようにと望んだ。しかし、彼らが理解していないのは、トルコは昔のトルコではないということだ。

■「操り人形とではなく、操り人形を操る人々と直接、対話する時代になった。」

過去には正当な権利を失ってきたトルコが、もはや同じ轍は踏まないことを、すべての人々が理解すること望む。操り人形とではなく、操り人形を操る人々と直接、対話する時代になったのだ。このために、テロ組織も、問題のある政治的な案件も、その他の罠も、役にはたたない。目標を達成するまで、建設と復興を続ける。地球の反対側からやってきて、トルコの国境で軍事作戦を行うことを自らの権利だと思う人々は、我々の懸念を全く無視している。我々をアナトリアの海岸線の中に閉じ込め、海へ一歩も踏め出せないとした合意を堅持しようとするものは、トルコの法にかなった合意に反対する。

■「友と敵を見分けるためのフィルター」

全く不透明な形で一部の国に国境を開いた国々は、トルコに対し、国境を閉ざしている。トルコの合憲的な統治の破壊を目的としたクーデターに対し見て見ぬふりをした人々は、それにとどまらず、クーデーター実行者を受け入れている。トルコの経済を標的にする人々は、トルコを市場ルールに反していると攻撃する。それぞれの国で、イスラムフォビアや外国人排斥のテロを防ごうとするものは、トルコを攻撃する。こうしたことは、彼らがトルコの友か敵かを見極めるうえでフィルターになる。国内でも国外でも、だれがどういう立場を取るかをみるにつけ、今後どうしなくてはならないかがわかってくる。

■「アヤソフィアは、確かな覚悟の結果」

アヤソフィアを改めてモスクにするという問題は、この決心の表れだ。誰がどういうかではなく、国民が何を望むのかを見極め、この決定を行った。我々はシリア問題やリビア問題と同じように、正しい道を歩み続ける。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:49526 )