アーブヤールら オスカー・アカデミー新会員819人に4人のイラン人
2020年07月01日付 Hamshahri 紙


 ナルゲス・アーブヤール、サッタール・オーラキー、サミーラー・マフマルバーフ、アリー・アッバスィーはイラン人映画製作者であり、彼らがオスカー・アカデミー[映画芸術科学アカデミー]の招待を受け入れれば、今年からアカデミー賞受賞者の選考投票に参加することができる。

【ハムシャフリー電子版】IndieWire[アメリカの映画紹介メディア]によると、オスカー・アカデミーとして知られる映画芸術科学アカデミーが819人の新会員リストを発表し、そのリストには4人のイラン人の名前もある。アーブヤールは『呼吸』[※英題Breath]と『月が満ちた夜』[※英題When the Moon Was Full]で世界に知られており、マフマルバーフは『午後の5時』[※英題At Five in the Afternoon]と『りんご』[※英題The Apple]の監督、オーラキーはアスガル・ファルハーディーの『セールスマン』[※英題The Salesman]の音楽作曲者、アッバスィーもまたスウェーデン在住のイラン人映画製作者で、好評を博した映画『ボーダー』[※英題Border/邦題『ボーダー 二つの世界』]で世界的に知られている。

 もし新会員候補がこの招待に前向きな返事をすれば、彼らは2021年アカデミー賞受賞者の選考投票に参加できる。オスカー・アカデミーの2020年のリストでは36%が有色人種であり、女性は45%を占めている。アカデミーは8,000人の会員が票を持っているが、そのうち2,000人以上は、白人と男性が中心というオスカー・アカデミーのイメージやレッテルがある程度弱まるようにするため、ここ3年の間にこの団体に追加された。オスカー・アカデミー会員の有色人種の数は、2015年は約8%だったが、3年後には16%に達した。

 819人のオスカー・アカデミー新会員リストの特筆すべき点として、絶賛されてアカデミー賞を受賞した韓国の『パラサイト 半地下の家族』の4人の俳優が招待されていることを指摘できよう。招待者の49%は国際的な面々で、イランを含む68か国の出身者である。第93回アカデミー賞授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、例年よりも2か月遅く、2021年4月25日に開催される。

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( 翻訳者:HM )
( 記事ID:49529 )