オランダ、トルコなどから「恋人」の入国を許可
2020年07月17日付 Cumhuriyet 紙


オランダ政府は、トルコを含むシェンゲン協定地域外の国で生活し、オランダに恋人がいる人々に対して、7月27日から入国の許可を開始する。

しかし、トルコのような「やむをえない場合を除き入国しないことが求められる」警戒リストにある国からの入国者は、14日間家で隔離期間を過ごすことが必須とされる。

新型コロナウイルス対策が理由で何か月も遠くにいる配偶者や恋人に会えないカップルが始めた「#愛は観光ではない」キャンペーンに対し、オランダ政府から前向きな返答があった。

安全保障・法務大臣のフェルディナンド・グラッパーハウス氏はEU以外の国で生活する恋人と7月27日以降、特定の対策のもと、会うことができるようになる、と発表した。

オランダの大臣は、新型コロナウイルス対策のためトルコを含む多くの国へ適用された渡航制限の問題で、恋人たちには例外を適用すると明らかにしたのだ。

新型コロナウイルス対策のため、EU以外の在外公館でのビザの発給手続きを停止していたオランダ外務省は、7月27日より恋人たちへのビザ発給を始める予定だ。

政府がとった決定が適用されると、オランダ人と3カ月以上交際していることを申告したEU圏外で生活する人々へ90日間のビザが発給される。新型コロナウイルス対策が続く間、オランダ人のシェンゲン協定外の地域から入国した恋人たちは、6カ月に1度、90日間オランダに滞在することができるようになる。

カップルが、渡航制限から免除され、ビザを取得するためには、最低3カ月以上の交際と、きちんと連絡を取り合っていることを、署名および手書きで証言する必要がある。

ビザ申請には、オランダでの滞在先、連絡先の情報と、90日を超えない往復チケットが必要とされる。

ビザの申請を行う者は、十分な経済力があること、もしくはオランダにいる恋人がこれを保証することも、必要とされる要件のひとつである。

恋人であることについて嘘の証言を行い、EU圏外の人間の入国を手助けしたオランダ人は、このことが明るみに出た場合、重い懲役刑、罰金刑が課される。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:49559 )