レバノン:大統領がシリア難民帰還に向けた計画を発表
2020年07月16日付 al-Quds al-Arabi 紙


■レバノン大統領:我々はシリア難民の自国への帰還のための計画を策定した

【ベイルート:DPA】

レバノンのミシェル・アウン大統領は木曜、シリアおよび難民問題に関心のある複数の国と協力しつつ、シリア難民を自国へ帰還させるための計画を策定したことを明らかにした。

アウン氏は本日レバノン・ムスリム・ウラマー連合からの使節団のレセプションにおいて以下のように述べた。「我々はずっと以前から、難民の自国への帰還を保証するために役割を果たすよう難民問題に関わる国々に求め、また彼らの対応を待っていた。したがって我々は今日、これらの国々に難民に対する義務を果たすよう促すために実際的な行動を起こす必要がある」。

アウン氏は、レバノンは「誰かを攻撃したり紛争や戦争を支持したりする立場にはないが、中立であるかどうかに関わらず我々は自分たちを守らなければならない」と強調した。また「イスラエルと争われている問題を国連の支持のもとで解決することに対するレバノンの熱望に照らして、関係当局は南部国境の確保に向け警戒を続けている」と述べた。

アウン氏は「レバノンの地でテロへの回帰は起こり得ない。なぜならテロリストを我々の山々や平原から追放した者は彼らが再びそこに戻ることを許可しないからだ」と語気を強めた。さらに汚職や不正を働く者の問題に言及し「資金源や(汚職の)指示者の調査の実施」の必要性を主張した。また「我々は刑事捜査を通じて、ファイルの作成に着手する上での良質な手段の採用に頼ることになるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:高沼万惟子 )
( 記事ID:49565 )