イラク:地方高官がヤズィーディー教徒の「再移住」について警鐘を鳴らす(1)
2020年07月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シンジャールの地方高官はヤズィーディー教徒の再移住に警鐘を鳴らす

【バグダード:本紙】

シンジャール郡のマフマー・ハリール・アリー・アーガー郡長は昨日日曜(7月26日)、ヤズィーディー教徒たちの暮らす地域およびその周辺における悲惨な情況を理由に彼らの再移住について警鐘を鳴らした。ヤズィーディー教徒たちは、「移住に次ぐ移住」をやめてシンジャールへ自主的に帰ってきているという。

郡長は報道発表において、「8月3日のヤズィーディー教徒の悲劇から6周年を迎えたにも関わらず、彼らは国内的にも国際的にもいかなる関心も集めていない。未だに軽んじられ、彼らに対するジェノサイド、集団的、地理的、経済的、サービス的、歴史的、そして政治的な殺戮行為が行われ続けている。もしヤズィーディー教徒たちの地域で彼らに対するこのような無視と軽視、および公共サービス面、経済面、政治面での彼らの生活環境を改善することに無関心な状態が続くのであれば、他の土地への移住が再び起こるだろう」と指摘した。

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( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:49646 )