墜落したウクライナ国際航空752便 ブラックボックスの初期精査が完了
2020年07月24日付 Hamshahri 紙


 カナダ運輸安全委員会は、墜落したウクライナ国際航空752便のブラックボックスの初期精査が完了したことを発表した。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、カナダ運輸安全委員会は木曜日(西暦7/23)に国際調査チームが[今年1月に]テヘランで墜落したウクライナ国際航空752便のブラックボックスを調査し、フランスにおいてその初期情報精査が完了したと発表した。

[カナダ運輸安全委員会の]キャシー・フォックス委員長は「パリでの精査は終了したが、調査の完了までは程遠く、いまだに解明する必要のある重要な疑問が山積みである。」と声明を発表した。

 このカナダ当局者はブラックボックスのデータ解析内容については言及せず、情報の公開については調査を実施しているイラン当局次第であると述べつつも、できるだけ迅速な行動をイラン側に促した。

 バフラーム・ガーセミー駐仏イラン大使も同様に、木曜日、同ブラックボックスの初期精査の完了について発表し、「ブラックボックスは解析後、イラン側に引き渡され、通常の国際的・専門的基準に従い、次に必要な措置が今後取られることになる」と述べた。

 国際民間航空機関の規約に従い、航空機製造国であるアメリカ、航空機所有国であるウクライナ、本件で犠牲者を出したカナダ、スウェーデン、アフガニスタンなどの関係各国がブラックボックスの解析に招請された。ICAO(国際民間航空機関)、及びイラン民間航空機関[イラン民間航空連盟]の代表者らがテヘラン軍事検察庁の代表者とともにこの解析作業に参加した。

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( 翻訳者:SK )
( 記事ID:49649 )