レバノン:非稼働状態のベイルート港から小麦を移送
2020年08月05日付 al-Quds al-Arabi紙


■ベイルート港は稼働不可、小麦を積んだ船はトリポリ港へ移送

【ベイルート:本紙】

ベイルート港で起きた小麦サイロの崩落により、レバノン国民はパン不足として現れる小麦・小麦粉危機の発生を懸念しているが、経済相のラーウール・ナアマ氏は、「国内に十分な小麦の備蓄があり、同様に必要分を補填する(複数の)船が向かっている途中である」として安心させた。

既知の情報によれば、ベイルート港の崩壊は、レバノン銀行による、1ドルあたり1517リラの為替レートに基づくドル建て融資枠の開設に関わっていた生活必需物資の輸入を妨げることになる。またベイルート港を襲った今回の災害により、同港の新区画が復元されるまでは、停泊していた各船はトリポリ(注:リビアのトリポリとは異なる)港に移送されることが予定されており、その一部に関してはサイダー港へ向かうことになる。経済省のムハンマド・アブー・ハイダル氏によると、トリポリには4隻の船が向かう予定だ。同氏は「製粉所には3万5千トンの小麦粉があり、ひと月分には十分な量である。また、2万8千トンの小麦粉を船4隻に積み、トリポリ港へと輸送する予定である。国民に被害を及ぼさないよう、小麦粉の研究所で複数回の試験を実施するつもりである」と述べた。

関連し、トリポリ港の責任者であるアフマド・ターミル氏は、「トリポリ港は穀類用サイロを備えていないが、小麦をおよそ2キロメートル離れた場所に位置する倉庫へ直接輸送することが可能である」と明らかにした。

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(翻訳者:二瓶恵理子)
(記事ID:49690)