カシュに残された緑地の開発、誰の手に委ねられたか?
2020年08月07日付 Cumhuriyet紙


政権の近い人物達が13年の間開発を開始しようと関わりが保たれてきた保護区とオリーブ畑の土地が、2016年にレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の昔の仕事仲間であるエルグン・ボドゥル氏の企業へ引き渡されていたことが明らかになった。

アンタルヤで人気の観光地の一つであるカシュ郡の、自然保護地区として登録されているチュクルバー半島で、私的な開発計画が展開される予定の11万9千平方メートルの土地が、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の昔の仕事仲間へ引き渡されていたことが明らかになった。

オダテレビのユスフ・ヤブズ氏の報道は次のとおりである。カシュ郡の中心部とインジェボアズ海水浴場の間に所在する、「オリーブ畑」に分類された土地が、2007年にジハン・ケマル氏も含むエルドアン大統領に近い実業家達によって買収され、その後開発を展開するために熱心な取り組みが開始された。2011年には、ハサン・ドアン元サッカー連盟会長の息子であるセリム・ドアン氏名義で登録されていた3000万ユーロの価値の用地は、2016年2月5日に、エルドアン大統領の昔の仕事仲間のエルグン・ボドゥル氏の所有する企業であるキョスダー・ラッピング社へ引き渡された。その土地は、2014年には「オリーブ畑」という分類から「農地」という区分に変更されて公的に土地登記されていた。しかし、この土地は、昨年6月に環境都市整備省が公示した計画で「環境ツーリズム」という位置付けを与えられ、チュクルバー半島の中で開発を認められた2つの大きな地片のうちの1つとなった。チュクルバー半島で開発に供されるもう一つの地区は、共和人民党(CHP)の元党首のデニズ・バイカル氏が1万6千平方メートルの割り当て地をもつ土地であった。

■チュクルバー火災は、過剰な開発を改めて議題に

アンタルヤのカシュ郡にあるチュクルバー半島は、昨年5月に発生した火災のため国内で話題にのぼった。火災はマキ植生とオリーブ畑の私有地で発生し、地域開発の開始に関する議論も同時にもたらした。しかしながら、チュクルバー半島の西端は既に1980年代半ば以来開発されており、整備もなされている。焼けた土地がないとしても、半島のこの2つの地片は、こうした杞憂の後に計画の承認を受けて開発作業が開始された。

■省「エコロジー観光」の分類により、2つの地片で開発を開始

第3級自然保護地区というチュクルバー半島の分類は、都市環境整備省により2018年12月に「持続可能な保護と制御された利用のための用地」に変更された。都市環境整備省は、2020年6月9日には、チュクルバー半島とリマンアーズ地区を含む、保護地域に関して新たな開発計画を掲げた。計画では、チュクルバー半島を含む部分を「エコロジー観光」と分類した。開発が行われる2つの別個の地片の1つは、半島の東端に位置する、46/48の半島の地片番号が付けられている11万9千平方メートルの土地である。

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(翻訳者:宮崎友裕)
(記事ID:49704)