レバノン:爆破事件の調査と政府の汚職(2)
2020年08月09日付 al-Mudun 紙
港の深さ43メートルにおよぶ爆破跡(アッバース・スライマーン写す)
港の深さ43メートルにおよぶ爆破跡(アッバース・スライマーン写す)

■ベイルートの爆発に関する調査:ディヤーブ首相の殺人狂とアウン大統領の無関心

【n.p.:本紙】

継続する調査

複数の報道筋によると、本日日曜日、レバノンの司法使節団が、何トンもの硝酸アンモニウムをベイルートに運んでいたルスス号の所有者に話を聞くためキプロスへ向かう予定であることが分かった。ベイルート港では、同船が航海に耐え得るか不明瞭であるという口実のもと、硝酸アンモニウムの積み下ろしが行われていたのだった。また同筋によれば、レバノン・キプロス両政府間の調整の結果、後者は以前、同船の持ち主の証言を既に記録していたという。

同様に、フランスの専門家たちは爆破地点の地質と水質の分析を行った。この爆破によって深さ43メートルにも及ぶ巨大な穴が生じていたためである。また彼らにより爆破地点の3D航空測量を実施することが決定された。これは(事件に関連する)さらなる証拠の暴露に貢献しうるものである。さらにこの測量によって、ベイルート港の非常に深い地点に複数のトンネルが存在することを明らかになった。これは多くの行方不明者に対し非難経路を提供した可能性があるが、この説の信憑性に関する証拠は現在のところ存在しない。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:49724 )