イランに対するサウジの要求
2020年06月30日付 Hamshahri 紙


 サウジアラビア政府外務省アーディル・アル=ジュベイル閣外大臣は、米国の敵対的な外交に追随し、対イラン武器禁輸の延長を求めた。

 タスニーム通信によると、国営サウジ通信社はサウジ外務省アーディル・アル=ジュベイル閣外大臣が、安全保障理事会の武器禁輸の度重なる違反に基づくイランに対する米国の根拠のない主張に追随し、対イラン武器禁輸の延長を要求したと報じた。

 アル=ジュベイル閣外相の要求は、米国務省のイラン担当特別代表ブライアン・フックとの共同記者会見で公表された。

 今年6月上旬、ケリー・クラフト米国代表は対イラン武器禁輸の延長を求める決議案を、安全保障理事会のロシアを含む各理事国に配布したと発表した。

 国連安全保障理事会では決議を可決するために少なくとも安全保障理事会の9加盟国の賛成が必要であり、同時に安保理常任理事国(米、露、中、英、仏)のどの国にも拒否権を行使されてはならないことになっている。

 火曜日、フォーリン・ポリシー誌のインタビューに数名の西側外交官が、米国の決議案は―今日水曜日から安保理で議論が始まるのだが―トランプ政権の宣伝に反して安保理で十分な支持を集めておらず、おそらくこの決議はロシアと中国の拒否権行使がないとしても可決されないだろうと答えている。

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( 翻訳者:AF )
( 記事ID:49735 )