ギリシャ・キプロスへ、EUから打撃ー東地中海問題
2020年08月14日付 Hurriyet 紙


欧州連合外務理事会の会合にて、東地中海問題でトルコを非難したいギリシャ及びキプロス共和国は、ドイツをはじめとする多くの国から賛同を得ることはできなかった。

欧州連合外務理事会は、東地中海問題、ベラルーシにおける選挙後の抗議運動への政府の対応、ベイルートでの爆発事故、ベネズエラといった問題を話し合うため、欧州連合外務・安全保障政策上級代表のジョセップ・ボレル氏を議長とし、ビデオ会議による臨時会合を行った。

ボレル上級代表は、会合後にSNSの投稿にてギリシャとキプロスとは協力関係にあると明らかにした。また、トルコに緊張状態を緩和し対話するよう求めた。欧州連合外相会合は、ビデオ会議の形式で開催されたため、非公式扱いとなり、会合後に共同の決定は出ない。しかし、外相らはワーキンググループに会議結果を纏めるよう指示を与えうる。

■ベラルーシへの制裁

欧州連合上級代表のボレル氏は、ベラルーシへ制裁を与えると発表した。ボレル上級代表は、欧州連合がベラルーシで週末に行われた選挙でアレクサンドル・ルカシェンコ現大統領が勝利したと発表された選挙結果を受け入れないとし、「暴力と選挙結果の改ざんに責任ある人物達に制裁を課すために作業を開始した」と発表した。

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( 翻訳者:田辺清鼓 )
( 記事ID:49739 )