コヌラルプのローマ遺跡、壮大ー西黒海地方の「エフェソス遺跡」
2020年08月20日付 Hurriyet紙


文化観光省が始めたプロジェクトにより、西黒海地方唯一のローマ劇場であるコヌラルプ古代劇場で、ドゥズジェ大学考古学科とドゥズジェ市が共同で発掘作業を絶え間なく続けている。西黒海地方のエフェソスと呼ばれるコヌラルプ古代劇場の歴史は紀元前3世紀にまで遡る。この古代遺跡での発掘を3年間で完了させ、土地の観光客に開放されることが計画されている。

ドゥズジェ県コヌラルプ地方で見つかり、その歴史が紀元前3世紀までさかのぼるこの場所は、かつてプルシアスアドヒピウムと呼ばれた古代都市であり、ドゥズジェ大学の人文学部考古学科と、ドゥズジェ市の協力で発掘作業が始まった。発掘では、何年間も閉ざされていた、あるいは隠れていた数多くの通廊や、完全な状態で保たれていたいくつかの大型遺跡や古代の遺物が見つかった。見つかったすべての遺物は文化観光省指導の下、コヌラルプ博物館で保管されている。

■トルコと世界の観光業界に紹介したい

ドゥズジェ市のファールク・オズリュ市長は西黒海地方唯一の古代劇場という特徴を持つこの地域での発掘作業について発信し、「我々は、以前から取り組んでいた発掘作業を加速させている。特にわが市は大規模な労働力支援を行っている。およそ50人の作業員をこのプロジェクトに派遣している。実際のところ、プロジェクトは文化観光省の指導の下進められており、ドゥズジェ大学を相談役にして発掘が続いている。市としては労働力と技術面での支援で協力している。ここでの歴史的な古代劇場ならびに古代都市を掘り起こし、トルコ及び世界の観光業に提供したい。うまくいけば、発掘は3年以内に完了するだろう。結果として、単なる発掘だけでなく、修復作業も進めていく予定だ。我々は素晴らしいプロジェクトを進めている。士気も極めて高い。作業員だけでなく、役所の職員も発掘に携わっている」と述べた

■期待の遺産、明かされる

地方全体を整備して人気観光スポットにしていくと話すオズリュ市長はまた、「コヌラルプにとって素晴らしいプロジェクトが実施された。遺跡周辺だけではなく、この地方を人々の目的地の「中心」にするために始まったものだ。一つの文化の地となる。歴史的な遺産があることに加えて、リラックスでき、気軽に来れるような場所を作っていく。デザインは完成した。これからは実施に移る」と話した。

オズリュ市長は、地面の下から出てきた構造物に興奮したと述べてこう語った。
「我々を興奮させる建造物が時々出てくる。発掘したとき、一部の建造物が損傷なく、今でも残っている様は、我々に喜びと自信を与えるものだ。また、この仕事がどれほど正しい仕事であるかという自負心も強くなる。」

■「意識を形成している」

オズリュ市長はプロジェクト完了後、地域が観光に開かれることを発表し、こう語った。
「西黒海地方唯一の古代劇場だ。ここで行った発掘で現れる劇場の修復が終わればただちに、難しい場合は後日、コンサートやアクティビティを開催する。実は発掘が行われるうちに、コヌラルプ及びドゥズジェの住民の間である意識が芽生えていった。ここに歴史的遺跡がある、ここに歴史的遺物がある。これを地中から掘り出しているのだ。ここの住民がこの遺産を保有している自覚を持つべきであることを説得しようとしている。私の呼びかけは、全てのドゥズジェ住民が、コヌラルプならびにここの歴史的な遺産は自分たちのものだという保護意識をもつことだ。これは本当に重要な、大きな価値のあるものだ。お金では買うことのできないものだ。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:山下鈴奈)
(記事ID:49768)