黒海ガス田、どこで?いつから?
2020年08月21日付 Hurriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、世論が注目する「朗報」に関する最新の情報を発表した。大統領はドルマバフチェ宮殿の執務室で 「国民へのお知らせ」というスピーチを行い、「ファーティヒ掘削船がトゥナ第1地点でのボーリング調査で、素晴らしいことに3200億立方メートルの天然ガスが埋蔵されていることを発見した。この調査は完全に国家が主導して行われたものだ」と述べた。大統領は、天然ガスを利用できるようになる時期についても明かした。大統領が話した内容の要旨は次の通りである。

エルドアン大統領が8月19日に最初に朗報があると発言した後、天然ガスが見つかったという噂が話題になった。ドルマバフチェ宮殿の執務室で 「国民へのお知らせ」というスピーチを行ったエルドアン大統領は、トルコ史上、最大のガス田が見つかったと発表した。では、天然ガスは何処で見つかり、いつ使用できるようになるのか。

■天然ガスはどこで見つかった?

エルドアン大統領は「トルコは史上最大の天然ガスを黒海で発見した」と述べ、以下のように発表した。

「ファーティヒ掘削船が、2020年7月20日に開始したトゥナ第1ガス田でのボーリング調査で、3200億立方メートルの天然ガスが埋蔵されているのを発見した。この調査は完全に国家が主導して行われたものだ。ガス田から得られたデータは、この地域で新たな天然ガスの発見がかなりの確率であることを示している。我々の目標は、2023年に国内で黒海の天然ガスの利用を開始することである。今のところは、すぐに試験採掘を開始する予定であり、その後に生産計画を発表して掘削工事・施設開発に移る。」

エルドアン大統領は「天然ガスを地表に取り出してシステムに流し込む手続きを経て、このガス田を実際に操業開始する予定である」と述べた。

■時期の発表

「黒海の天然ガスの利用は2023年に開始予定である。ファーティヒ・ヤヴズ両掘削船が、地中海と黒海で9つの掘削作業を実施した。同じようなガス田が地中海にも存在すると予測している。点検中のカーヌーニー掘削船も参加し、地中海での掘削作業を加速させていく。」

■トゥナ第1ガス田はどこに?

トゥナ第1地点は、黒海沿岸のエレーリから約150kmの海洋上にあり、ブルガリア・ルーマニアの領海域に近い場所にある。トゥナ第1ガス田は黒海沿岸のエレーリから約150kmの海洋上にある。ボーリング調査が行われたトゥナ第1ガス田は、黒海で初めてのボーリング調査が行われた場所であるという。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:49779 )