エジプト:5か月ぶりに金曜礼拝が再開
2020年08月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト:新型コロナウイルスにより一時停止していた金曜礼拝が5か月ぶりに再開

【カイロ:本紙】

エジプト宗教財産(ワクフ)省のムハンマド・ムフタール・グムア大臣は、内閣の新型コロナウイルス危機管理委員会が、今月8月28日金曜日からワクフ省が特定する主要モスクで、金曜礼拝を再開することを承認したと述べた。

大臣は声明で、金曜礼拝を再開するための5つのルールを公表した。その内容は以下である。(1つ目は、)一般的な礼拝をおこなう際のすべてのコロナ対策を遵守すること。つまり人と距離を置くこと、マスクを着用すること、分散して礼拝すること、礼拝が始まる10分前にモスクを開け、礼拝が終了したら直ぐにモスクを閉めること、ソーシャルディスタンスが確保できる場所に制限すること、フトバ(金曜日に行われる説教)は10分以内にすることである。

(2つ目は、)洗面所やセレモニー会場の閉鎖、聖者廟への参詣やすべての慶弔儀式の禁止で、それにはモスクでの葬式も含まれる。

(3つ目は、)主要モスクや大学を再開するには、ワクフ省に認定されフトバを許されたイマーム(集団礼拝の指導者)やハティーブ(フトバの説教師)がいること、モスクに住んでモスク関係の用務を行う人々がいること、さらにイマームやハティーブとともに礼拝の責任を負う担当者、地域の検査官、管理局長、そしてすべての感染予防対策の実行と礼拝者間のソーシャルディスタンスの実現について出先機関の完全なリーダーシップがそろわなければならない。

(後略)

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( 翻訳者:福井寧々 )
( 記事ID:49780 )