日本で驚きの辞任
2020年08月29日付 Milliyet 紙


 日本の安倍晋三首相が健康問題を理由に2012年以降続けていた首相職を辞任した。安倍首相は6月18日以降にはじめて行った記者会見で最近の健康診断で持病が再発したと告知されたと発表し、「私の病状が再び悪化したと先月知らされ、今週再び検査を行った。」と述べた。安倍首相は「政権運営においては結果が重要だ。私は正しい政治判断を下せない状況にある。」と話し、7年8ヶ月にわたり続いた首相職を続行しないと決断したと述べた。

 安倍首相は治療しながら職を続ける可能性についての質問に対し「私の病気は明確に快方へ向かうという保証がない。国会の開会が近づいている。辞職には最も適切なタイミングであると考えた。」と答えた。安倍首相は今後の過程に関して介入はしないと話した一方で、後任が決定するまでは職務を続けると述べた。

◼️後任は誰になるのか?

 国内メディアの報道では7月に安倍首相は首相官邸で吐血したことが伝えられていた。共同通信によれば65歳の安倍首相は年に2回の定期検査があり、8月の頭以降は一連の健康診断を行っていた。安倍首相は2006年に(初めて就任した)首相職を「腸炎」の悪化を理由に2007年に辞した。

 安倍首相は新たな治療法によって病気が寛解したと話し、はじめに自由民主党(LDP)の党首になり、2012年に首相職に再任された。自民党は国会の与党であるため、新しく選出される総裁が首相になると確実視されている。安倍首相の代わりになる可能性がある顔ぶれの中には63歳の石破茂元防衛相が名を連ねる。

◼️チャヴシュオール外相「残念に思う」

 メヴリュト・チャヴシュオール外相はTwitterアカウント上から行った投稿で「トルコと日本の関係の発展に重要な貢献をしてくれた安倍首相が健康上の問題を理由に辞任したことを残念に思う。」と述べた。チャヴシュオール外相は日土関係への貢献に対し、安倍首相に感謝を述べた。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:49813 )