政府は国立病院離職者が私立病院で働くのを妨害している
2020年09月07日付 Cumhuriyet紙


共和人民党副党首イスタンブル選出国会議員ガムゼ・アククシュ・イルゲズディ氏は、コロナウィルス感染拡大期間の正当な報酬を得ずに離職せざるを得なかった医療従事者が私立病院で働くことを政府が妨害していると述べて、「命をかけて感染拡大期間に職務を全うした医師、医療従事者に対して支援をせずに、なぜ妨害するのか」と述べた。

イルゲズディ副党首は、コロナウィルス感染拡大の過程で医療従事者の離職が顕著に増加してことを述べて、「政府が、離職を禁止した3月27日から6月8日の前後に離職せざるを得なかった医療従事者が私立病院で勤務するのを妨害しているとの告発を受けている。命を懸けて感染拡大期に職務を全うした医療従事者に支援をせず、なぜ妨害するのか」と述べた。

政府が医療従事者の代わりに「都市病院」(注)を重要視していると強調したイルゲズディ副党首は、「政府は、命を懸けて職務を全うし、家族にも会えずに、治療した患者から感染すると、給与が削減された医療従事者のために、全く努力を払わない。このため、医療従事者は離職せざるを得ない」と述べた。

■回答を待つ問い

この問題を議会で議題とした共和人民党のイルゲズディ副党首は、健康相ファフレッティン・コジャ保険相の回答を望み質問主意書を提出し、その内容は次の通りである。

-2020年3月27日より前に離職した医療従事者に関してどのように権限を行使したのか。大臣が述べていた離職した医療従事者に対しての働きかけの結果はどうか。

-2020年3月27日以前に離職した医療従事者が民間の医療機関へ就職するのは妨害されたのか。

-離職の禁止が解除された2020年6月8日から質問主意書の返答日までに何人の医師が離職したのか。診療課毎の内訳は。

-離職の禁止が解除された2020年6月8日から質問主意書の回答日までに何人の医師が退職したのか。診療課毎の内訳は。

-離職の禁止が解除された2020年6月8日から質問主意書の回答日までに何人の医療従事者が離職したのか。診療課毎の内訳は。

-離職の禁止が解除された2020年6月8日から質問主意書の回答日までに何人の医療従事者が退職したのか。診療課毎の内訳は。

-離職の禁止が解除された2020年6月8日以降に離職あるいは退職した医師と医療従事者が民間の医療機関で就職するのは妨害されたのか。

■離職の禁止は6月8日で解除された

ファフレッティン・コジャ保健相は、3月23日に「この時期に離職した者達が、医療従事者であると様々な場所で耳にしている。保健省[付属の医療機関]には採用しない。離職した人々がどう扱われるべきかという点で取り組んでいる最中である」と発言を行って、感染拡大期間に離職した医師と医療従事者を保健省[付属の医療機関]に再度採用しないと明らかにした。3月27日に公式の書類で医療従事者の離職の禁止が開始され、正常化の一歩として6月8日に解除された。

注:政府は各大都市に「都市病院」の名の下、大規模な医療施設を建設し、医療をその施設に集中して、既存の病院を閉鎖した。コロナウイルスの蔓延と共に閉鎖された一部施設はコロナ対策用として再開された。
トルコは、健康保険に関し国民皆保険制度を実施しているが、日本とは異なり、民間医療機関にはこの保険は適用されない。

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(翻訳者:新井慧)
(記事ID:49845)