シリア:3つの勢力地域の境界線が6か月で深化(9)
2020年09月06日付 その他 - Aawsat.com 紙


■シリアで3つの勢力地域の境界線が6か月で深化
国際・地域的合意と”コロナ”、ダマスカスの経済危機によって

【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー】

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6月にはケネス・マッケンジー将軍が「有志連合が、ロシアが地域内で軍事設備を集結させているのを観測した」との表明を行い、ロシアがカーミシュリー空港に基地を設置したとの認識を示した。また米国の文書内に記された内容によれば、米国側は、ロシアの存在が「我々(米国)を妨害し、履行の困難を増大させる」機運を与えていると指摘したという。

6月末、ロシア軍は有志連合が展開する地域に進軍を始めた。これは同地域から有志連合を「追放する」ための意図的な作戦の一環である。米国のロバート・オブライエン国家安全保障問題担当大統領補佐官は一昨日(4日)、「米国はシリアでロシアの軍事車両が米国の軍事車両と衝突した際、複数の米国兵が負傷した出来事に関し、ロシアに懸念を表明した」と述べた。同氏はホワイトハウスでの記者会見の中で、「事態は彼ら(ロシア)に明白な形で伝達された…これは適切なレベルで行われた」と述べた。しかし、ロシア政府は合意に固執し、シリア政府に対しても合意の堅持を求めている。一方、イスラエル軍はダイル・ザウル郊外のイランの軍事拠点に対する爆撃を継続していた。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49862 )