アンカラで砂塵、大被害
2020年09月12日付 Hurriyet紙


アンカラのポラトルおよびハイマナ郡で起きた砂嵐が市民生活に支障をきたしている。突如として空を覆った砂塵の雲により、市民は大混乱に見舞われた。砂嵐はアンカラ中心部にも影響を及ぼした。CNNトルコの生放送に出演したポラトル自治体のミュルセル・ユルドゥズカヤ首長は「ポラトルでこのような経験をするのは初めてのことです。市民には、自宅に待機する、または屋内に留まるよう注意を促し、大雨が予想されると警告しました。」と述べた。アンカラのヴァシプ・シャーヒン知事も6名が負傷したと伝えた。また、気象総局も激しい降雨の後アンカラで強風と嵐のおそれがあると警告を出している。

ポラトルおよびハイマナ郡では15時頃に風の影響で砂嵐が発生した。突然の嵐により空は砂雲で覆われ、特にポラトルでは砂嵐とともに巨大な砂塵の雲が空に現れた。

視界を悪くする嵐によりパニックに陥った市民は空き地に逃げ込んだ。一般家屋や作業所の屋根が吹き飛ばされ、数本の樹木が倒れた。砂嵐の影響で市の中心部では停電が発生し、この間あるカフェでは停電の影響で4名がエレベーターに閉じ込められた。

現場に派遣された消防士は閉じ込められた人々を救出した。市の中心部では一部の中小業者は砂嵐の被害を受けないために店のシャッターを閉めた。砂嵐はアンカラ中心部で部分的に影響を及ぼした。

■アンカラ、ポラトルで信じられない光景

アンカラのポラトル郡で発生した砂嵐の様子をカメラが映した。スマートフォンで砂嵐を記録した市民は「こんな光景を見るのは初めて」と語り、「ひどい有様です、周りが見えません。」と述べたという。

■アンカラ知事シャーヒン氏発表:6人負傷

アンカラのシャーヒン知事はツイッターで次のような発表を行った。「ポラトルおよびその周辺地域で発生した強風を受けて調査チームが行った最初の検証によると、飛ばされた物体により6名の市民が軽傷を負ったが、現在までに他の死傷者や器物破損は確認されていない。」

■アンカラ広域市市長マンスル・ヤバシュ氏の発表

アンカラ広域市のマンスル・ヤバシュ市長もツイッターで次のような声明を発表した。「ポラトル郡で発生した砂嵐の被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。職員は総出で警戒状態にあり、市全域を巡回しています。電話番号153からいつでもご連絡いただけます。」

■ポラトル首長:50年に一度の砂塵

ポラトル首長のミュルセル・ユルドゥズカヤ氏はCNNトルコ放送に出演し、アンカラにおける砂嵐に関連する発表を行った。ユルドゥズカヤ首長は「ポラトルでは50年間、こんな経験をしたことがありません。市民には、自宅に待機し、屋内に留まり、大雨が予想されると警告をしました。」と述べている。

■ユルドゥズカヤ首長の声明は以下

「それは即座に、予期せぬ間に崩れ落ちてきました。しかし現在は落ち着きました。空は暗くなり、夜のようでした。市民には警告しました、対策を講じると同時に。市民には、自宅に待機する、または屋内に留まるよう注意を促し、大雨が予想されると警告をしました。災害緊急事態管理局(AFAD)はこの地域で活動していますが、ポラトルでこのような事態に直面するのは初めてのことです。この50年間、ポラトルではこのようなことはありませんでした。私はすべての市民に家の中に留まり、ドアや窓を閉めるよう勧告します。用心するに越したことはありません。」

■気象総局の声明

気象総局はアンカラで発生した砂嵐についてツイッターで声明を発した。「暫く降雨のなかったアンカラでは、積乱雲による強風が砂塵の嵐を引き起こしています。砂嵐と降雨は所により19時頃まで続く見込みです。」

■気象予報士が生放送で警告

気象予報士のイルケル・コチ氏もCNNトルコの生放送で次のような情報を共有した。

「2時間後、降雨とともに砂塵の影響が和らいでいくと思われます。降雨と共に立ち上がった埃や砂の粒が、雨とともに泥状になって落下してきます。市民はこれに注意してください。

本日、アンカラでは気温が35℃に達しましたが、上空5500メートル地点ではかなり冷たい空気の層が目立ちました。この暖かい空気と冷たい空気の間の気温差が大きければ大きいほど、積乱雲は強力なものとなります。今日はこの現象を経験したのです。地上では35℃、上空はマイナス12℃と、47℃も気温差があるため、地表から強烈な風が生じました。雷と豪雨の原因となるこの雲は、トルコでは春から夏にかけて全国で観測されます。アンカラの西部では影響が無くなりました。降雨と共に影響力を失うでしょう。泥状の降雨が予想されます。夜8時以降には砂嵐の影響は殆ど見られないでしょう。

ポラトルは若干都市化の乏しい場所です。更地が多いため、地上から舞い上がった埃や砂の粒は一層影響を及ぼすこととなりました。強風とともに、このことが起こりました。雷と豪雨を引き起こすこの積乱雲は、春から夏にかけてよく見られるものです。」

■気象総局からの警告

気象総局は豪雨の後アンカラに強風と嵐の警報を発令した。気象総局の行った発表によると、向こう2時間はアンカラ県全域で強風と砂塵を伴う嵐とともに激しい雷雨となり、生活に悪影響を及ぼすものと予想される。

屋根が飛んだり、柱の転倒、砂嵐、視界の悪化、空気の質の低下、落雷や雹といった災害に十分に注意し対処する必要がある。

気象総局はアンカラに黄信号を出した。

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(翻訳者:木内唯理)
(記事ID:49878)