トルコ文学:アラ・ギュレルとアフメト・ハムディ・タンプナルが「同じ夢の中」に
2020年09月08日付 Milliyet 紙


トルコの文化・芸術において重要な貢献を果たしたドウシュ・グループの写真芸術の古参の一人であるアラ・ギュレル氏とのコラボレーションを実現したアラ・ギュレル博物感の最新の展覧会『同じ夢の中で』が9月から芸術ファンたちと邂逅する。

ドウシュ・グループの文化・芸術領域において実現をした最大のプロジェクトの一つであり、2016年にアラ・ギュレルと行った共同作業の結果として設立されたアラ・ギュレル博物館は、新しい展覧会『同じ夢の中で』と共に扉をオープンする。2021年2月28日まで訪問することが出来る新しい展覧会では、歴史的な知識人アフメト・ハムディ・タンプナルの文章と共に、歴史的な写真記録の達人、アラ・ギュレル氏の写真が邂逅する。

デルガフ出版社と共に準備がなされた『同じ夢の中で(Aynı Rüyanın İçinde)』という書籍も展覧会において同時並行で芸術ファンと邂逅する。芸術ファンたちは、新たな展覧会と本と共に真実そしてフィクションが組み合ったあるイスタンブルの物語を目撃することになる。

アフメト・ハムディ・タンプナルとアラ・ギュレルの、彼らが没頭した美の、昇華しようと試みたノスタルジーへの偏愛の、この二人のフラノールのイスタンブルの夢を、未来に彼らのことを読みそして鑑賞する人たちの記憶において移り変わりそして変わる事のないものが一体となり続くことになるのだ。

博物館ではまた、バイオグラフィの壁が、アラ・ギュレル氏の暗闇の部屋のオリジナル・オブジェクトと共に再現され、コンタクトプリントからのサンプルも見ることが出来る予定だ。

その他のギャラリーもまた、1995年に出版された『褪せた色(Yitirilmiş Renkler)』という本に収録されている写真の数々、アラ・ギュレルによって本として準備がされた時に描かれたイラストの数々からなるモデル・ブックを中心に据えた『私の夢のイスタンブル-ヴァプルかさもなければ鳥(Hayalimdeki İstanbul Ya Bir Vapurdur Ya Bir Kuş)』というタイトルの展覧会を鑑賞することが出来る予定だ。展覧会では、モデル・ブックと並行して本の中のノートそして文通と共に本に収録されているカラフルなイスタンブルの写真の数々からのセレクションも芸術愛好者たちの気に入るところとなるだろう。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:49896 )