カタール:カタールがイスラエルとの関係正常化を拒否する立場を表明(1)
2020年09月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■カタールがイスラエルとの関係正常化を拒否する立場を表明し、カタールに対して向けられそのイメージを毀損するような一連のキャンペーンを批判

【ドーハ:本紙】

カタールは強い口調によってなされた声明の中で、同国のイメージを毀損し、パレスチナ人の揺るぎない権利に関連する微妙な問題に「カタール」の名前を押し込む複数当事者への批判を行った。またこれら当事者らが、パレスチナ人の権利を擁護するカタールの揺るぎない立場が存在するにもかかわらず、同国を関係正常化の泥沼に引きずり込もうとしているとした。

ドーハは「イスラエルによる占領行為の終結を含む、合意済みの基本原則にのっとったパレスチナ問題の解決」を支持するとはっきりと述べた上で、イスラエル占領当局との関係正常化に向かういかなる経路への明確な拒否を表明した。

このカタール外務省による強い声明は、他の複数国メディアが報じた「カタールはアラブ首長国連邦が主導する正常化の波に追いつきつつある」とする主張に応える形で出されたものであった。

カタール外務省が発表し、同国の複数当局者によってその内容が確認された声明によると、ドーハはパレスチナ問題に対する揺るぎない立場を堅持している。すなわち、国際法および関連する安全保障理事会決議の枠組みの中で、すべてのパレスチナ難民に帰国の権利を付与し、イスラエルによる占領行為を集結させ、エルサレムを首都とするパレスチナ国家を樹立することを支持する立場である。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49916 )