「フランスは盗まれたタイルの返還を」アヤソフィア・モスク
2020年09月26日付 Hurriyet紙


フランスのマクロン大統領は2018年にエリゼ宮殿でベナンのパトリス・タロン大統領との会談後に共同記者会見を開き、国内のアフリカの国々の芸術品を返還するための活動を開始し、芸術品は2020年以降に返還されると発表した。

トルコ側はフランスのルーブル美術館、パリ装飾芸術美術館やセーブル陶磁器美術館にある、アヤソフィアの庭に位置するスルタン・マフムド1世図書館やセリム2世廟の磁器タイルとセリム2世廟入り口の磁器パネルをトルコへ返還させるため、2006年以来干渉していた。文化観光省はこの発表後に外務省を通して再度返還要求を行った。

◼︎14年間追求していた

トルコを含む多くの国が違法に入手された作品すべてをこの発表の対象とするよう望み、進展に注目していた。このことについて文化観光省から外務省を通してフランス当局に何度か呼びかけを行った。しかし14年以上にわたる盗まれた品物の返還要求に対して、フランス側は応じる動きに至らなかった。最後に行われた申し入れに対しても返答はなかった。

◼︎このように持ち去られた

1880年代にイスタンブルで歯科医アルベール・ソルラン・ドリニーが修復を行う名目で、アヤソフィアでの活動の許可を取った。彼は修復に必要ないと思われるタイルを剥がしてパリへ持ち去り、代わりにその部分にフランスのタイル工場で作らせた模造品を置いた。盗んだ品物もルーブル美術館とパリ装飾芸術美術館、セーブル陶磁器美術館でのコレクションへ売った。トルコ側は数年後にこの詐取を模造品の問題によって発見した。

◼︎書類なき主張

2011年にフランスのフレデリック・ミッテラン文化相からトルコ側に送られた手紙では「ソルラン・ドリニーは磁器パネルの不足を埋めるためにショアジーの工房にタイルを注文した。フランスで生産されたこのタイルはこのため件の(アヤソフィアの)図書館や廟にあったと判明した。タイルはそこから剥がされず、1880年代にイスタンブルの美術品商たちから集められた」と主張されていた。しかしフランス側は当時のオスマン朝の法律によって守られているタイルがオスマン朝の国外に合法的に持ち出されたと示す書類を全く示すことができなかった。

◼︎作品が調査されている

文化観光省はアヤソフィアがモスクから博物館に転用された後に様々な組織に送られた書道作品、燭台、手書きの聖典コーラン、説教壇といった品々を取り返すために、アヤソフィアが再び礼拝に開かれた後に活動を開始した。学者で編成されたチームは品々がどの組織にあるか調査している。スルタナフメット・モスクの3枚の書道板、イスラム作品美術館の多くの書道作品、手書きの聖典コーラン、マフムド1世図書館にあった約5000点の手書きの書籍、説教壇も現在確定しているものに含まれる。またワクフ総局にも歴史的な絨毯とキリムが多くあると伝えられた。

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:49934)