家にネット環境のない児童へデジタル教育基盤「EBA」体験教室
2020年10月01日付 Milliyet 紙


アクサライ県で、自宅にパソコンやインターネット環境がない児童に向けて、県の青年スポーツ局によってEBA(デジタル教育基盤)教室が用意された。児童はこのEBA教室でオンライン授業を受けることができ、希望すれば授業が終わった後に再度受け直すこともできる。

青年スポーツ局は、自宅にパソコンやネット環境がない児童に向けて青年センターにEBA教室を用意した。

午前と午後25人ずつの合計50人の児童は、用意された教室で順番に12人、13人に分かれてオンライン授業を受けることができる。

アクサライ青年センターの青年リーダーのオズレム・コチェル氏は、EBA教室に通う児童は、地方のネット環境がない学校からバスで送迎されるとして、次のように話した。

「不利な条件下にあり、ネット環境がなく、自宅に携帯電話やインターネット接続機器がない児童が恩恵を受けられるように取り組んだ計画です。児童のここへ送迎は、完全に我々が提供します。また様々な軽食の提供もあります。ネット環境及びパソコンが無かったり、兄弟が多いためにEBAをまったく利用できなかった児童が来ています。
ここで彼らにEBAとの出会いを提供しました。教師と一緒に授業に参加できるようになります。地方に住み、ネット環境のない学校から迎える児童に、このような形で助けになれるよう努めています。子供たちは授業計画に沿ってここで過ごしています。授業は週5日あるため、彼らは平日はここにいます。授業後の移動もこちらで手配し、自宅に送っています。」

アタテュルク小学校3年生のメリサ・イバルさんは、「バスに乗るときはワクワクしました。今日はここでとても素晴らしいことを教わりました。友達ができて嬉しいです。先生と中継で授業ができて嬉しかったです。ここのお姉さんたちが手助けしてくれました、本当にありがとうと言いたいです」と述べた。

同じ小学校に通うベラト・メルジャンさんは、「朝、アタテュルク小学校に集合して、送迎バスでここに来ました。ここでEBAで授業を受けて、食事もしました。家では勉強出来ていませんでした。お母さんは遅くに帰ってくるし、お父さんの携帯電話は兄弟が使っていたからです。毎日ここでとても楽しく過ごしています。先生と中継で授業を受けました」と話した。

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( 翻訳者:佐藤くるみ )
( 記事ID:49959 )