シリア:ロシアはアメリカがクルド人に分離を促していると非難
2020年10月22日付 al-Watan 紙


■ロシアはアメリカがクルド人にシリアから分離するよう促していると強調

【諸通信社:n.p.】

ロシア外務省は木曜日、モスクワがシリア北東部における状況の進展を懸念していると表明、アメリカがクルド人をシリアから分離させようとし、クルド人勢力を分離主義的傾向へと扇動していると非難した。

「ロシア・トゥデイ」ウェブサイト版によると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は記者会見で「シリア北東部の状況はさらなる懸念を生じさせている」と述べる一方、分離主義的ないわゆる「シリア民主評議会(MSD)」の共同議長から発せられた挑発的な一連の声明を指弾した。これらの声明は、ロシアがMSD・シリア間の交渉の保証人としての資格を果たすのに失敗したと主張している。

加えて、ザハロワ報道官は「注目すべきことは、私たちの国に対する非難が発せられた直後に、軍用品が積まれた大規模なアメリカの車列が、イラクに面するユーフラテスの背後地に入ったことである」と述べた。

ザハロワ報道官は、分離主義の風潮を高めることでシリアからクルド人を分離させようとアメリカが継続的に試みていることは明らかであると指摘した。

これに先立ち、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は最近、シリアに対するアメリカの措置によってクルド問題が噴出し、アメリカ人がシリア北部に国家権力に相当する権限を有するクルド人自治政体を形成しようと試みていると警戒していた。

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( 翻訳者:前田遥・ヘス木有那・関夏海 )
( 記事ID:50074 )